Yomiuri Business Presentation 2023 レポート
読売新聞社は12月7日、広告会社に向けた「Yomiuri Business Presentation 2023」をよみうり大手町ホールで開催し、今年4月に誕生した 「YOMIURI X-SOLUTIONS」の狙いと、「YOMIURI BRAND STUDIO」の最新事例ならびに今後の展開を紹介しました。
プレゼンテーションの模様
開会のあいさつ ―読売新聞東京本社専務取締役広告担当 安部順一
「2022年は変革の年。
3マスメディアの持つデータを起点にさらなる発展を」
冒頭、主催者を代表して読売新聞東京本社専務取締役広告担当 安部順一があいさつしました。
2022年を「変革の年」と位置づけ、今年新たにスタートしたSMN(ソニーグループ傘下)や大日本印刷、Japan Timesとの業務提携について紹介。さらに前日に発表された、大日本印刷とSMNとの3社協働で手掛ける新しい広告サービス「Media X(メディア・エックス)」について言及しました。新聞・出版物・テレビの3マスメディアを起点とした新たなデータマーケティングサービスの実現を目指すとともに、紙の新聞の価値を変わることなく伝え続けていくと語りました。
プレゼンテーションⅠ「YOMIURI X-SOLUTIONS」
マスメディアの役割が再評価される環境を作る
―メディア発の全方位統合型マーケティング「360°IMC」を実現
安部担当のあいさつのあと、4月に設立した「YOMIURI X-SOLUTIONS (YxS,ワイバイエス)」について、広告局専門委員 國谷一樹がプレゼンテーションを行いました。
事例を紹介し、新聞とTVというマスメディアの持つデータを掛け合わせることで効果的な広告配信を実現することを強調。マス広告とデジタル広告をつなぐYxSの提供する価値を説明し、マスメディアの持つ力を訴えました。
フルバージョンはこちら
YOMIURI X-SOLUTIONS 公式サイト
プレゼンテーションII「YBS&Digital Media – Works 2022&Forecasts 2023」
幅広いノウハウとネットワークで新たな価値を創造
―さあ、読売どうつかう?
続いて、設立5年目を迎えた「YOMIURI BRAND STUDIO(YBS,ワイビーエス)」について、デジタルビジネス部次長 鈴木慶太がプレゼンテーションを行いました。
YBSの2022年の振り返りとして、自治体のVRコンテンツや大学の広報誌などの制作物から、SNS拡散を使ったキャンペーンや新しい文化施設のプロモーションといった立体的な施策まで幅広い実績を紹介。さらに、今後の展開としてYBSのリブランディングを発表しました。
フルバージョンはこちら
YOMIURI BRAND STUDIO 公式サイト
閉会のあいさつ ―読売新聞東京本社取締役広告局長 坂本裕寿
「原点に立ち返って。
信頼性の高い読売新聞らしさを守るために変わっていく」
終わりに、読売新聞東京本社取締役広告局長 坂本裕寿があいさつしました。
まずは来場者の方々へ御礼を述べ、冒頭の安部担当の言葉に付け加えて「2022年は変革と挑戦の1年」であったと振り返りました。コロナ禍による広告需要の低下に見舞われながらも、社会の行動変容に合わせて本業の紙に加えてデジタル領域へ邁進してきたことを強調。そして2023年は原点に立ち返り、信頼性、公益性といった読売新聞社らしさを守るためにデジタルへの進出や本社リソースのさらなる活用、また社外連携といった取り組みを進める、いわば「変わらないために変わっていく」姿勢を示し「Yomiuri Business Presentaition2023」を締めくくりました。