ともに150周年を迎える青山学院と立教学院
記念イベントを読売新聞社がサポート
2024年7月6日に有楽町よみうりホールで、青山学院と立教学院が合同トークイベントを開催しました。日本有数のキリスト教系学校である両校が、創立150周年を記念してコラボレーション。同じく今年、創刊150周年を迎える読売新聞社は「企画協力」として加わり、参加者募集やイベント運営、配信などを担いました。
院長やOBが登壇 歴史やビジョンを語る
第一部では両校の院長が学校の歴史や未来について語り合いました。両校ともアメリカから派遣された宣教師が創設した学校や塾が源流です。
青山学院の山本与志春院長は、1923年の関東大震災が起こった際、被災をまぬがれた青山キャンパスで孤児や迷子を保護した歴史を挙げ、自分の力を他の人のために使う「サーバント・リーダー」を育てることが使命だと話しました。立教学院の西原廉太院長は建学の精神で通じるところがあるとした上で、「他者への配慮をもって課題解決を進めるコミュニケーション能力、困難な状況でもしなやかに粘り強く対処する力、柔軟で創造的な発想力の三つを重視したい」と今後のビジョンについて語りました。
写真左から、立教大学OBのフリーアナウンサー・上重聡氏(司会)、青山学院・山本院長、立教学院・西原院長
第二部では青山学院大学教授で陸上競技部監督の原晋氏、同学院OBで俳優の高橋克典氏、立教大学OBでフリーアナウンサーの徳光和夫氏らが参加。大学スポーツの話題など熱のこもったトークが繰り広げられました。
左から、上重氏、原監督、高橋氏、立教大学・西原総長、徳光氏
リアルとオンラインで2000人以上が聴講 9割以上が満足
会場には約800人が集まり、ライブ配信では日本全国から約1,200人の方に視聴いただきました。9月中旬まではアーカイブ配信も実施しました。
アンケートでは第二部の駅伝トークセッションに対し、9割以上の方が「満足した(とても+まあ)」と回答。両院へのメッセージとして「私は母校が立教ですが、青山学院と似ているところ、相違点を考えながら話が聞けたので興味深いものでした」(20代男性)、「仲良い雰囲気が感じられてすごくよかったです。これからも両校ともに発展して下さい」(40代女性)といったあたたかい声が集まりました。
両校と同じく読売新聞社も150周年を迎えました。当日は読売新聞の過去紙面を使い、両校と読売新聞の150年を紐解く写真(紙面)展をホールのホワイエスペースで開催しました。
詳しいレポートは読売新聞オンラインにて掲載中。8月31日(土)の読売新聞全国版朝刊にも採録紙面を掲載しました。
2024年8月31日(土)朝刊
両校の担当者にイベント開催の経緯や反響などについて聞きました。
同じ150周年の読売新聞社を巻き込み実現
学校法人青山学院 広報部 安藤 弘敏氏
――今回、タイアップイベント開催を決めた経緯と理由をお聞かせください。
150周年記念イベントとして青山学院でしかできないイベントを開催したいと考えていました。駅伝を通し青山学院の名声を上げてきた原監督の起用に加え、同じ150周年を迎え駅伝にも力を入れている立教大学に2年前からお声がけしたいと思っていました。読売新聞社さんも150周年ということで巻き込んだ結果、良い方向で進めることができました。
――イベントで特に印象に残っていること、効果や反響はいかがでしたか。
印象に残っているのは立教大学OB・徳光和夫さんの場を読む力です。さすがベテランアナで、期待以上に会場を盛り上げてくれました。
もともと両院長は仲が良く、両校は友好関係にありましたが、会場の反応を見ていて青学も立教も両方応援しようという方が増えたのではないでしょうか。学内からは、イベント後には参加していない方から早くアーカイブ配信を見たいという声がいくつかありました。また、他大学も周年行事に関心があるらしく、このイベントを含め本学の今年の動向に関心が集まっています。
――今後、読売新聞、読売新聞グループに期待することがあれば教えてください。
今回、異なる学校法人や複数の芸能事務所などが関わっていたため、関係各所との連携で苦労がありました。その中で読売新聞社さんが企画協力として相談役を務めていただき、本当に助かった部分が多く感謝しています。日本一の発信媒体グループであり、11月の創立記念日でも広告掲載を予定しています。肝心なタイミングでの広報としては欠かすことのできない存在です。
エール交換で一体感 さらなる関係性構築に
学校法人立教学院 企画室 佐々木 静氏
――今回、タイアップイベント開催を決めた経緯と理由をお聞かせください。
創立150周年だからこそ、学院内に留まらず、校友、地域の方々、企業、他学校法人等と連携した記念企画を展開したいと考えていました。そのような中で、同年に創立150周年を迎える青山学院から連携企画のお話をいただきました。両学院には、長い歴史のなかでキリスト教に基づく教育を実践してきたという共通点があり、ともにイベントを実施する意義は大きいと感じ、開催を決めました。
――イベントで特に印象に残っていることは何でしょうか。
第1部・第2部のトークセッションで会場の一体感が高まった後にエールの交換が行われました。応援団と一緒に会場内の皆様が校歌を歌われている様子にさらに一体感を感じ、とても心が動かされました。
――関係者や参加者からの反応はいかがでしたか。また、読売新聞、読売新聞グループに期待することがあれば教えてください。
多くの方々に両学院の過去・現在・未来の姿を見ていただくことが出来たのではないかと思います。青山学院と立教学院が企画内容や当日運営の検討を進め、読売新聞社には企画協力という形で実務的な支援をお願いしました。イベントの内容も運営もとても良かったという声が学内関係者や校友から届いています。このイベントを契機に、青山学院と立教学院のさらなる関係性を築くことが出来る第一歩になればよいと考えています。
今回のイベントでは、両学院と読売新聞社の150年の歩みや読売新聞の紙面展示により、歴史を振り返ることができました。今後も、新聞社の強みを生かした取り組みを期待しております。
(イベント写真提供:©Akira Fukuda)
読売新聞社は豊富なイベント運営実績をもとに今回、記念すべき合同イベントをサポートしました。
周年企画のご相談はぜひこちらよりお問い合わせください。