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「第36回読売広告大賞」
「第1回読売マーケティング賞」の贈賞式を開催

「第36回読売広告大賞」(読売新聞社主催)のグランプリに大日本印刷(DNP)が選ばれ、贈賞式が7月3日、東京都千代田区のよみうり大手町ホールで行われた。同社の北島義斉社長にトロフィーなどが贈られた。

読売広告大賞グランプリに輝いた大日本印刷の広告

読売広告大賞グランプリに輝いた大日本印刷の広告

読売広告大賞は、毎年4月~翌年3月に、読売新聞に掲載された新聞広告の中から優れた作品に贈られる。クリエイティブディレクターらが選考委員を務め、読者モニター約6,000人の評価を参考に審査した。

式の冒頭、読売新聞グループ本社の山口寿一社長は「新型コロナウイルスの感染拡大以降、新聞報道への関心は確実に高まっている。読売新聞はコロナ対策に関する7項目の提言報道を行ったが、こうした報道は読売新聞を広告媒体として活用して下さる広告主の皆様に支えられている」とあいさつした。

グランプリに輝いた大日本印刷の広告は今年の元日付の朝刊に掲載された。1896年にギリシャのアテネで開かれた近代オリンピック第1回大会で、陸上男子100メートルに初のクラウチングスタートで挑み、金メダルに輝いた選手の写真に、日々挑戦を続ける同社の企業姿勢を重ね合わせた。

山口社長からトロフィーを贈られた北島社長は「DNPグループは常に変革に挑戦し、人々の期待に応え、社会の課題を解決していく新しい価値の提供に努めている。人々や社会に受け入れられる価値をこれからも創り出していきたい」と喜びを語った。

受賞者代表挨拶をする大日本印刷の北島社長

受賞者代表挨拶をする大日本印刷の北島社長

準グランプリにはクラシエ薬品のシリーズの広告(2019年5月26日付から20年1月7日付までに5回)と宝島社(20年1月7日付)が選ばれた。

「第1回読売マーケティング賞」(読売新聞社主催)の贈賞式も同日行われ、昨年のラグビー・ワールドカップ(W杯)に合わせ、紙面やウェブなどで企画を展開したキヤノンが初代グランプリに輝いた。

同賞は、新聞紙面やウェブサイト、イベントなどの読売新聞のリソースを活用して顕著な成果を上げた企業・団体のマーケティング活動を顕彰しようと、昨年創設された。

読売マーケティング賞グラプリに輝いたマーケティング活動の紙面

読売マーケティング賞グラプリに輝いたマーケティング活動の紙面

キヤノンは、日本を中心とした各国の選手たちの迫力ある表情を捉えた写真企画「一瞬」とともに、撮影に使われたカメラ機材の性能やスポーツ報道の支援体制を伝える連動広告を昨年9月21日から11月3日の間に6回掲載するなどして、商品とサービスの魅力を訴えかけた。

田中稔三副社長は「日本代表の躍進とともに高まるブームと、試合翌日という掲載のタイミング、そして読売新聞のカメラマンによる決定的な瞬間を捉えた報道写真の三つが組み合わさり、最大級の広告効果を得られた」と語った。準グランプリにはトヨタ自動車とツイッタージャパンが選ばれた。

読売新聞グループ本社の山口社長からトロフィーを受け取るキヤノンの田中副社長

読売新聞グループ本社の山口社長からトロフィーを受け取るキヤノンの田中副社長

両賞の贈賞式は新型コロナウイルスの感染防止策を徹底して開催。例年、日本テレビとの共催で同時開催している「読売・日テレ アドバタイザー・オブ・ザ・イヤー」、「広告感謝の会」は中止となった。

▼読売広告大賞(https://adv.yomiuri.co.jp/adv/award/yaa/)
▼読売マーケティング賞(https://adv.yomiuri.co.jp/adv/award/yma/)

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