「第35回読売広告大賞」
「第12回読売・日テレ アドバタイザー・オブ・ザ・イヤー」の贈賞式、
「読売・日テレ 広告感謝の会」を開催
「第35回読売広告大賞」「第12回読売・日テレ アドバタイザー・オブ・ザ・イヤー」の贈賞式と、「読売・日テレ 広告感謝の会」が7月4日、東京・内幸町の帝国ホテルで開かれた。
読売広告大賞は、2018年度の本紙に掲載された新聞広告の中から優れた作品に贈られる。贈賞式では、読売新聞グループ本社の白石興二郎会長が「新聞広告は時代を映し出す鏡であり、消費者に広告主の皆様の貴重な情報を届ける媒体。課題解決のため、皆様の力になれるよう、読売新聞グループ一丸となって努力をしていきたい」とあいさつ。その後、入賞作品が表彰された。
グランプリに輝いたのは、三井不動産の広告。日本初の超高層ビル「霞が関ビル」が竣工して50周年を迎えた昨年4月12日の朝刊に掲載された。霞が関ビルの上棟式に出席した関係者が空を見上げる写真が見開き30段の紙面に大きく掲載され、ビル建設の意義や街づくりの意義を伝えた。
読売新聞グループ本社の山口寿一社長からトロフィーを授与された三井不動産の菰田正信社長は、「霞が関ビルは当時の様々な技術革新があって初めて実現できた。こうしたイノベーションにチャレンジすることが三井不動産のDNAでもあり、それをインパクトのある写真で表現することができた。今後も時代のニーズに応え、新しい価値を創造していきたい」と喜びを語った。
(左より)読売新聞グループ本社 山口寿一・代表取締役社長、三井不動産株式会社 菰田正信・代表取締役社長
準グランプリには2019年1月6日の朝刊に掲載された日本放送協会の15段広告と、18年10月29日の朝刊に掲載された宝島社の30段広告が選ばれた。日本放送協会の広告は大河ドラマ「いだてん」の放送開始を伝えるもので、国際的に活躍する美術家の横尾忠則さんが手がけた斬新なデザインが高く評価された。一方、宝島社の企業広告は、「サヨナラ、地球さん。」というコピーで昨年9月に亡くなった樹木希林さんがこちらを見つめて舌を出す写真を使い、ネットなどでも話題となり、広く注目を集めた。
また、「読売・日テレ アドバタイザー・オブ・ザ・イヤー」は、ライオンが受賞。日本を代表するヘルスケアのリーディングカンパニーとして、様々なメディアを活用した広告宣伝活動を行ってきたことが評価された。会場ではこれまで掲載された新聞広告や、放映されたテレビCMなどが大型モニターに映し出され、ライオンの濱逸夫会長が、「宣伝広告の社会的な影響力の大きさを実感しており、私たちのマーケティングやPR活動がこのように評価されたことを感謝している」とあいさつした。
(左より)読売新聞グループ本社 白石興二郎・代表取締役会長、ライオン株式会社 濱逸夫・代表取締役会長、日本テレビ放送網株式会社 大久保好男・代表取締役 会長執行役員
続いて、「読売・日テレ 広告感謝の会」では、日本テレビの大久保好男会長が音頭を取って乾杯を行い、広告主や広告会社など、約1200人の来場者でにぎわった。