AD FILES 2005.5/vol.8-No.2

「IT、で、エコ」の継続的な発信で環境イメージが広く浸透
小田原 稔氏  昨年の世界三大広告賞(カンヌ、クリオ、One Show)において、NECの環境活動と連動したWEBコンテンツ『エコトノハ』が、日本企業で初めてインターネット部門の最高賞を総なめにしたのは記憶に新しい。京都議定書が発効し、社会の環境意識がますます高まる中、同社は3月21日の朝刊に、ITとネットワークを活用したブロードバンドオフィスによる環境負荷の削減をテーマにした全15段広告を2ページにわたって掲載した。
 「幅広い事業領域で生活者とかかわっている当社としては、我々の企業市民としての環境活動への取り組みや考え方を、あらゆるステークホルダーに共感を持って理解してもらいたいと思いました」と語るのは、宣伝部マネージャーの小田原稔氏。
 「注目度や印象度を高め、メッセージの理解を促進するために効果的な方法」というページ送りで掲載し、最初のページでは『ニッポンの働きかたは、エコですか?』と問いかけ、次のページで『ブロードバンドオフィスは、エコです。』と応える仕組みだ。ともにボディーコピーの結語を『これからの世代には当たり前になっていく IT、で、エコです』と共通させて、未来のビジネスパーソンである子どもを象徴的に配している。
 2002年から発信しているコンセプト『IT、で、エコ』は、同社が提供する製品やITソリューションによって生活者の利便性や企業の経営効率が高まるだけでなく「環境負荷を削減できるという付加価値」と、「NEC自身の環境への取り組み」という2つの視点から考えたものだ。それが社内外に浸透するにつれて、今では社内で取り組む環境活動の推進ポスターや、パンフレットなどにも使われるようになってきた。
 「環境に関するメッセージは、情報の受け手が混乱しないように、真摯な態度で継続的に発信していくことが企業価値の向上につながると考えています。我々の調査結果を経年でみても、『IT、で、エコ』の認知度や、当社の環境イメージ、好感度などは徐々に高まっています」と小田原氏。
 「信頼性が高く幅広い生活者に届く新聞や、さらに詳しい情報を伝えられるWEBサイトなど、様々なメディアを通じて生活者との接点を増やすことでリマインド効果が上がり、相乗効果でメッセージが浸透しやすくなるのだと思います」
 今後も企業ブランド価値の向上のために、タイムリーな情報発信活動を続けていく予定だ。

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(横尾)
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