折込チラシに「即効性」
ネット併用で相乗効果も
読売新聞グループ本社と東急エージェンシー、オプトなどでつくる「リテールアド・コンソーシアム」は、新聞折込チラシとネット広告の効果を測定する過去3回の調査結果をまとめ、公表しています。いずれも即効性の面からチラシが売り上げ増に最も有効であることが明らかになったほか、ネット広告との併用で相乗効果が高まることも確認されました。
調査は2019年2月~21年7月に計3回、ホームセンターの「カインズ」、ディスカウント店の「トライアル」、靴量販店「シューマート」の店頭で実施。それぞれフライパン、肌着、靴のインソール(中敷き)を対象に、チラシでPRする店舗やネット広告を打つ店舗などのグループに分けて販促を行い、売り上げを比較しました。
◆ 広告効果測定調査での4つのグループ分け
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その結果、チラシ単体による売り上げの伸び率は前週比で42~132%増となり、いずれの調査でもネット広告単体を上回りました。さらに、チラシとネット広告を併用した場合は最大3.5倍と、売り上げをさらに伸ばす余地のあることがわかりました。
◆広告効果測定調査の概要と結果
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また、チラシとネット広告で効果の表れ方に違いがあることも確認されました。チラシは投下直後に効果がピークに達し、2週間程度の持続が見られるのに対し、ネット広告は緩やかに売り上げを底上げする傾向があることがわかりました。
各調査の詳細な結果については、リテールアド・コンソーシアムの公式サイトで紹介しています。