読売マーケティング賞は、読売新聞社の有する新聞本紙や読売新聞オンラインなどの広告媒体、イベントなどを効果的に活用し、顕著な成果を上げた企業・団体による優れたマーケティング活動を顕彰する賞として、創設いたしました。
第4回のグランプリには「ルイ・ヴィトン ジャパン」が輝きました。ルイ・ヴィトンと草間彌生氏との10年ぶりのコラボレーションを記念し、新聞終面の表裏を活用した斬新な広告を、2022年11月29日(ティザー広告)と2023年1月4日に掲載しました。また1月6日からは読売新聞オンライン初のジャック広告が今回のコラボレーションの代表的なモチーフであるマルチカラーのドットで掲載され、紙面、デジタルで強烈なインパクトを与えました。
準グランプリは2022年7月にコロナ禍で落ち込んだ海外旅行の活性化・話題喚起・機運醸成を図ることを目的に、加盟各社が協力し、新聞広告を起点に大規模キャンペーンを展開した「日本旅行業協会」と、PlayStation 5 のムーブメントを伝えるために、通常は紙で印刷、配布する「PR 号外」を、若年層をはじめとする広い層に向けてデジタル中心で展開した「ソニー・インタラクティブエンタテインメント」が受賞しました。
読売新聞社は「YOMIURI BRAND STUDIO」など多くのリソースを組み合わせた統合型マーケティングのご提案で、これからも皆さまのマーケティング活動のお力になれるように努めて参ります。
何卒、今後ともご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
読売新聞社
新聞終面とその裏面を活用した、画期的な新聞広告と読売新聞オンラインでのジャック広告実施の他、ルイ・ヴィトン×草間彌生氏のインスタレーションが、11月29日より、東京の街をジャックしました。インスタレーションとしては、AR体験ができる増上寺・芝公園、東京駅前での展示や、東京タワーライトアップ、渋谷スクランブル交差点ジャック、新宿3D屋外ビジョンなど、都内各地で同時多発的に展開、多くの人々から注目を集めSNS上でも大きな話題を呼びました。
ポイント
●画期的な新聞広告、読売新聞オンラインの活用
●期間中、東京の様々な場所でインスタレーションを展開
受賞者コメント
©LOUIS VUITTON / DAICHI ANO
最終面
最終面裏
2022年11月29日
最終面
最終面裏
2023年1月4日
読売新聞オンライン PC版
SP版
コロナ禍で落ち込んだ海外旅行の活性化を図ること等を目的に、2022年7月15日に読売新聞朝刊15段多色広告で「海外旅行再開宣言」を掲載。同日に東京、大阪等の全国8エリアでパンフレット等の街頭サンプリング、全国6空港でもデジタルサイネージでの露出。またTwitterでもハッシュタグキャンペーンを実施するなど、大規模キャンペーンを同協会加盟各社が協力し、夏休み前のタイミングでタイムリーに展開しました。
ポイント
●全国の同協会加盟各社が一丸となった大規模キャンペーンを新聞広告で告知
●夏休み前のタイムリーな展開
新聞広告
街頭プロモーション
インタラクティブエンタテインメント
PlayStation 5 のムーブメントを伝えるために、ゲームの世界の出来事を架空のニュース番組仕立てで伝える「Live From PS5」キャンペーンを展開。そのキャンペーンをより広く伝えるため「ニュース」を広告化する読売新聞の「PR 号外」を静止画版と動画版で実施。通常は紙で印刷、配布する「PR 号外」を若年層をはじめとする広い層に向けて、デジタルで展開しました。静止画版はTwitter やFacebook でブースト配信、動画版はTikTok でのブースト配信やMetro Concourse Vision【MCV】で展開。 SNSでも話題になりました。
ポイント
●紙で印刷・配布するPR 号外をデジタルで展開
●YOMIURI BRAND STUDIOで静止画版と動画版を作成し、SNS等で配信
デジタルPR号外静止画
デジタルPR号外動画
(Metro Concourse Vision)
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- 加治 慶光(選考委員長)
- シナモンAI会長兼CSDO/日立製作所
Lumada Innovation Hub Senior Principal
グランプリには選考委員全員一致でルイ・ヴィトン ジャパン株式会社が選ばれた。世界的企業とアートの高度のコラボレーションと新聞紙面の大胆な活用が統合的なマーケティングにおける新聞の力を感じさせる。また、タイミングを得た社会的な活動や号外とPRを組み合わせた準グランプリは未来を感じさせる活動で、来年以降を期待させる。 -
- 八塩 圭子
- 東洋学園大学教授/
フリーアナウンサー
新聞広告は新聞紙面を飛び出し、様々な分野に「越境」しようとしている。3作品はいずれも、サイネージやWEB、Twitter、街角サンプリングなどと組み合わせて初めて効果を発揮するマーケティング企画だ。そして、どんなに越境しても、ソニー・インタラクティブエンタテインメントのように新聞紙面を使わずとも、実に新聞らしい。領域などにこだわっていられないVUCA時代の新しい風を感じる。 -
- 安部 順一
- 読売新聞東京本社専務取締役ビジネス担当・イノベーション本部担当