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特集

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2013年2・3月号

広告デザインに活かす「伝える技術」

メディア環境の激変を受け、より伝わる広告にするにはどうすればいいかがコミュニケーションの課題となっている。今回の特集では、広告デザインへの活用を念頭に置きながら、新聞編成、雑誌のエディトリアル、パッケージ、DM、ユニバーサルデザイン、絵画の構図分析、色彩学まで、多くの専門分野から最新の知見を学ぶことを通じ、「伝える」ための技術や手法、考え方を多角的に探った。

【 新聞編成に学ぶ 】ニュースを一瞬で伝える新聞の情報デザイン

読売新聞東京本社 編集局編成部長 土居 陽児

新聞に掲載する記事を選択し、見出しを付けてレイアウトする。新聞という印刷メディアで、ニュースを届けるために進化してきたのが「編成」という仕事だ。日々の新聞紙面はどういう視点から作られ、デザイン上のポイントをどこに置いているのか。読売新聞の土……

【 雑誌に学ぶ 】雑誌の世界へ引き込む 写真を“読ませる”レイアウト

マガジンハウス 『Hanako』編集長 北脇 朝子 氏

藤村雅史デザイン事務所 代表取締役 藤村 雅史 氏

2008年、マガジンハウスの雑誌『Hanako』は大幅なリニューアルを敢行。判型を広げ、ビジュアルに重きを置き、情報誌でありながらライフスタイル誌ともいえる内容へとシフトした結果、販売部数を大きく伸ばした。その立役者である編集長の北脇朝子氏……

【 パッケージデザインに学ぶ 】パッケージはブランド資産 長期的な視点で育てていく

アイ・コーポレーション 代表取締役 小川 亮 氏

店頭で消費者にアピールし、購買を促す役割を担う商品パッケージのデザインには、コミュニケーションの工夫が凝らされている。「どう機能させたいかによって、パッケージデザインの考え方は異なる」と、アイ・コーポレーションの小川亮氏は語る。パッケージデ……

【 DMに学ぶ 】“受け手の顔”を思い浮かべることがDM成功の秘訣

アディック 取締役 伊藤博永 氏

多くが郵便受けからゴミ箱に直行する宿命にある中、ゴミ箱行きから免れ、開封され、読まれ、行動を誘発するダイレクトメール(DM)も存在する。長らくダイレクトマーケティングに携わり、1987年から毎年実施されている全日本DM大賞でも審査員を務めて……

【 ユニバーサルデザインに学ぶ 】マーケティング対象を拡げるユニバーサルデザイン

博報堂ユニバーサルデザイン 所長 井上 滋樹 氏

博報堂ユニバーサルデザイン クリエイティブディレクター 山崎 淳 氏

より多くの生活者の満足度を高める「ユニバーサルデザイン」という考え方は、建築や商品の分野に加え、情報やサービス分野へも広がりを見せつつある。博報堂はその考え方をコミュニケーション領域のコンサルティング・制作業務に活かすことを目的に、専門組織……

【 名画に学ぶ 】名作の構図から読み解く意識下の感情

視覚デザイン研究所 代表取締役 発行人 内田 広由紀 氏

名画と呼ばれる絵は見る人にさまざまな感情を抱かせるが、その感情がどこから来るものなのかを言葉にするのは難しい。「巨匠に学ぶ構図の基本」「巨匠に学ぶ配色の基本」の著者・内田広由紀氏は、構図や配色といった視覚的要素が意識下の感情とどう関連するの……

【 色に学ぶ 】生理反応に基づいた色使いのすすめ

日本カラーイメージ協会 理事長 デジタルハリウッド大学 デジタルコミュニケーション学部教授 南雲 治嘉 氏

配色はデザインの重要な要素だが、最近の脳科学や素粒子理論などの発達で、色が人の生理に及ぼす影響が解明されつつある。赤を見るとアドレナリンが、青を見るとセロトニンが分泌されるという生理反応は、万人が変わらないという。最新の色彩理論をデザインに……

2012年12月・2013年1月号

紙というテクノロジーの可能性

今回の特集は「未来の紙の新聞はどうなるか」という素朴な疑問から出発した。メディアの進化は何もデジタルに限ったことではない。日々新しいテクノロジーを吸収し、進化し続ける「紙の可能性」に焦点をあてて新聞の将来像を探った。
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【「印刷」が拡げる可能性 】デジタル印刷機で新聞と広告はどう変わるか

東京機械製作所  営業本部 営業部 ジェットリーダー拡販グループ 次長 宮地 卓 氏

新聞は現在、高速輪転機でオフセット印刷されるのが普通だが、最近、デジタル印刷機を使う試みが始まっている。「紙のテクノロジー」進化の一つの動きであり、新聞1部ごとに記事や広告内容を差し替えたり、連続して違う新聞を印刷するなど、これまでの新聞印……

【「インキ」で拡がる可能性 】視覚の面白さや触覚・嗅覚 人の五感に訴える

DICグラフィックス 企画部部長 金子 雅道 氏

DICグラフィックス 企画部担当部長 吉澤 眞一 氏

紙、インキ、印刷という印刷メディアの技術要素の中で、最も表現力にかかわるのがインキだろう。最近は「五感に訴える」という方向に注目しているという。インキ製造・販売大手のDICグラフィックスに聞いた。……

【「紙」が拡げる可能性 】新聞用紙の製造は究極のリサイクル

日本製紙 取締役 研究開発本部長 農学博士 南里 泰徳 氏

印刷メディアにとって紙は欠かすことのできない存在だが、電子メディアが当たり前になる未来では、紙に印刷すること自体が贅沢な行為になるという見方もある。果たしてそうなのだろうか。日本製紙で長年紙の研究・開発に携わってきた南里泰徳氏に、“再生産可……

【「ユビキタス」で拡がる可能性 】uコードが、紙媒体と情報ネットワークを繋ぐ

YRPユビキタス・ネットワーキング研究所 所長 東京大学大学院 情報学環 教授 坂村 健 氏

ユビキタス社会とは、誰でもいつでもどこででも情報ネットワークを利用できる社会のことだ。これからの世の中がユビキタス社会になっていくとき、紙媒体はどういう位置付けになるのだろうか。ユビキタスの提唱者である坂村健氏は、「紙のコンテンツにuコード……

【「コンピューター技術」で拡がる可能性 】紙をディスプレーにする発想

東京大学 工学部 電子情報工学科 准教授 苗村 健 氏

例えば紙の新聞や雑誌をメガネ型の端末で見るとさらなる情報が得られるなど、実世界上の物体とデジタル技術を結び付けて現実を拡張させる「拡張現実感」の研究が進んでいる。紙をインターフェースと捉え、コンピューターと組み合わせた表現や技術を研究する東……

【「触感」で拡がる可能性 】紙の「触感」を活かしたインターフェースの構築

慶應義塾大学 環境情報学部 准教授 筧 康明 氏

手に取る、切り抜く、めくるなど、五感の中でも触覚と紙とは密接に結びついている。その特性にデジタル技術が加わることで、紙メディアにどのような可能性が開けるのだろうか。視覚や聴覚から想起される感覚を含めた「触感」をつくる研究を進める慶應義塾大学……

【 未来の新聞を考える視点 】電子化の時代に問い直される活字の役割

KDDI総研 リサーチフェロー 小林雅一 氏

紙と新聞の微妙な関係

  ここ数年のメディア接触調査を見る……

 

ITによって人の生活はどう変わるのか。 “未来の新聞”のヒントは「オフィス ケン太」にも

  

10月1日から唐沢なをき作4コマ漫画「オフィス ケン太」が始まった(8年ぶりの夕刊社会面連載)。「スマホ」「ヘッドマウントディスプレー」など、旬のITネタも登場。……

2012年10・11月号

拡張する「キュレーション」概念

インターネット上の情報を収集、分類し、つなぎ合わせて新しい価値を持たせて共有するという意味の「キュレーション」という言葉がWEBビジネスだけでなく、さまざまな分野で使われ始めている。情報洪水に対処するには、専門的知識に基づいた価値付けが重要度を増しているため、新聞の「キュレーション力」も見直されている。「キュレーション」という概念のルーツから拡張・深化の状況について、各分野の専門家のインタビューから探った。

情報を収集・選別・編集・共有する技術としてのキュレーション

中央大学ビジネススクール 教授 田中 洋 氏

「キュレーション」という言葉が注目された背景には、インターネットの登場で爆発的に増大した情報に生活者が対処できなくなった状況がある。WEBビジネスだけでなく、ジャーナリズムや既存ビジネスの見直しにも影響を与え始めた「キュレーション」とは何か……

美術作品を世の中につなぐ高度な専門職がキュレーター

横浜美術館 館長 逢坂 恵理子 氏

「キュレーション」の由来とされているキュレーターは、元々は美術用語であり、日本語では学芸員にあたる。この語源である“Cur”は保護や管理を意味している。9月、現代美術家・奈良美智展が好評のうちに終了した横浜美術館の逢坂恵理子館長に、キュレー……

キュレーション思考が拓く「コト」を提供するビジネス

 ジャーナリスト 勝見 明 氏

「キュレーション」は現在、ビジネス分野でも使われ始めている。美術展示において作品の組み合わせ方によって新たな文脈を作っていくことになぞらえて、既存の商品や概念を捉え直し、顧客視点で再定義することで、これまでにない価値や意味を生み出すという意……

ネット上の情報の「まとめ」というキュレーション・メディアの役割

NHN Japan 執行役員/CPO ウェブサービス本部 サービス企画1室 室長 島村 武志 氏

インターネット上の記事をテーマごとに編集するWEBサービス「NAVERまとめ」は、ワンテーマを短時間で把握できることから、現在急速にユ……

情報の信頼性が生命線 “視点”を提供する新聞メディア

読売新聞東京本社 編集局次長 石井 一夫

インターネット上の情報を含め、多種多様な情報に生活者が接することができるようになった今、その取捨選択に迷い、戸惑う姿も見受けられる。そんな生活者に対して、新聞はどのような視点で情報を「キュレーション」しているのだろうか。時代に即した新聞紙面……

2012年10・11月号

躍進するアジア市場

欧米や日本の市場が低迷する中、アジア市場が注目を集めている。中国、インド、ASEAN諸国……、人口も多く、急速な経済成長に伴って市場としての価値が高まっているからだ。読売新聞広告局のシンガポール事務所も9月に開設された。躍進するアジア市場をどう見るか、改めて探ってみた。

「雁行型」から「連携型」へ成長するアジア市場を攻略するには

野村総合研究所 常務執行役員 コンサルティング事業本部長 此本 臣吾 氏

リーマンショック後、欧米や日本の経済が低迷する中、中国、台湾、韓国、ASEAN、インドといったアジアの国々・地域が目覚ましい経済発展を遂げている。アジアは今、日本が先導する「雁行型」の成長モデルから、それぞれの国や地域が特徴を生かしつつ、互……

重要性を増す「アジアの拠点」 シンガポールの活況ぶり

  山田恵美子・シンガポール駐在

いまやシンガポール観光名所の代表格ともいえるマリーナベイサンズ。国内最大級のホテルや、カジノやラグジュアリーブランドが並ぶ巨大なショッピングエリアには、世界各国からさまざまな人種の観光客が訪れ、連日活気にあふれている。2011年にシンガポー……