特集 2003.10/vol.6-No.7

メディアとクリエイティブの関係
第1回Webクリエーション・アウォード「Web人発見!」結果発表

http://award.wab.ne.jp/
Webクリエーション・アウォードのサイト。各受賞者のインタビューやサイトへのリンクもある。
 (社)日本広告主協会Web広告研究会は9月10日、東京・大手町のサンケイプラザで「第1回Webクリエーション・アウォード Web人発見!」贈賞式をWeb広告研究会「第8回WABフォーラム」にあわせて開催し、大賞の小川雅章氏(ネットでFIREの企画・実施)を含む11人の受賞者を発表した。
 この賞は、日本のWebマーケティングに貢献した人を表彰するもので、候補者の推薦を専用サイトを使って広く一般から募った。今年3月1日にオープンした専用サイトの掲示板には、受け付け終了の6月30日までに投稿総数220件、136人の推薦が寄せられた。7月8日に投稿内容に基づき第1次選考会を実施し、25人をノミネート。うち14人に取材を行い、オリジナリティー、インパクト、ネット社会への貢献、継続性、ユーザーの評価、将来性などを勘案して決定した。
 受賞者は以下の通り。
 
Web人大賞 小川雅章氏(キリンビバレッジ株式会社) ネットでFIRE
Web人貢献賞 井上雅博氏(ヤフー株式会社) Yahoo!JAPAN
Web人創業賞 吉松徹郎氏(株式会社アイスタイル) @cosme
Web人特別賞 山下憲治氏(株式会社インプレス) INTERNET Watch
Web人賞 瀧 久雄氏(株式会社ぐるなび) ぐるなび
Web人賞 三牧義明氏(株式会社リクルート) リクナビ
Web人賞 中村勇吾氏(MONO*crafts) MONO*crafts.
Web人賞 杉原 均氏(日本航空株式会社) JAL e-style
Web人賞 小川 仁氏(株式会社キャスティ) TEPCO ひかり荘
Web人奨励賞 宮谷 大氏(ブレストTV) brstTV
Web人奨励賞 小野裕子氏(GINZA STREET) GINZA STREET

●個人サイトからプロモーション手法の開発者まで、多彩な受賞者

ネットでFIRE
 Webクリエーション・アウォード「Web人発見!」は、作品、事業、企業ではなく、プロジェクトの創造性の源泉となった「人」を発掘し表彰することを目的としているため、選ばれた人たちのキャリアもサイトの性格もさまざまだ。
 キリンビバレッジの小川雅章氏は、ネットを使ったプロモーション手法を確立したことでWeb人大賞を受賞した。小川氏が展開した「ネットでFIRE」(2001年3月1日から)は、応募シールのURLにアクセスしてキャンペーンに応募する手法で、Webを使ったプロモーションの主流になりつつある。
 Web人貢献賞の井上雅博氏はヤフー代表取締役。Yahoo! JAPANを1日約5億ページビューのポータルサイトに成長させ、ADSL事業「ヤフーBB」でも300万人を超えるユーザーを抱えるナンバーワンの接続サービスに育てた。日本のインターネットに欠かせない企業にしたことが評価された。
 Web人創業賞の吉松徹郎氏は、ビジネスとして成り立ちにくいと言われてきた「クチコミ」を事業化。「100万件を超えるユーザーの生の声、クチコミ情報」と「化粧品メーカーのビジネス」を両立させた化粧品コミュニティーサイト「@cosme」を運営する。
 日本独自の文化と呼ばれるメールマガジンの礎を築いた山下憲治氏(故人)には、Web人特別賞が贈られた。山下氏は、インプレスグループのECサイトである「インプレスダイレクト」の企画立案にも携わり、2000年7月、35歳で急逝している。
 Web人賞は5人が受賞したが、小川仁氏は高画質のストリーム画像を通して24時間コミュニケーションできる「TEPCO ひかり荘」、杉原均氏は日本航空のWeb予約&チケットレスシステムの開発、中村勇吾氏はFlashを使ったインタラクティブ・インターフェイスをつくり上げた。三牧義明氏は就職支援サイト「リクナビ」を作り、Web上のフォームから応募するWebエントリーを定着させた。瀧久雄氏は3万店を超える加盟飲食店の情報提供サービス「ぐるなび」を成功させたという理由でWeb人賞が贈られた。
 また、小野裕子、宮谷大の両氏は、個人でサイトを立ち上げ、今後の活躍が期待されることからWeb奨励賞に選ばれた。




広告はもっと自由なはずだ
佐藤可士和氏→


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