読者モニターが選んだ新聞広告

制作者の略称=CD(クリエイティブディレクター)、AD(アートディレクター)、C(コピーライター)、D(デザイナー)、P(写真)、I(イラストレーター)

三井不動産 2009年6月11日 朝刊

三井不動産
CD:
サトー克也(ダイコク)
AD:
青木二郎(アサツー ディ・ケイ)
C:
小野仁士(アサツー ディ・ケイ)
細川万理(アサツー ディ・ケイ)
D:
今津良樹(アサツー ディ・ケイ)
制作:
アサツー ディ・ケイ
ダイコク

広告主の声

 「残しながら、蘇らせながら、創っていく」をコンセプトに官・民・地元が連携し、推進している日本橋再生計画。本広告は、震災後の復興のシンボルとして三井本館が竣工した80年前の当時の人々の、東京をそして日本を元気にしたいという熱い想いを受け継ぎ、今後の街づくりにも生かし、日本橋を活性化させたいという願いを込めて作りました。
 広告の写真のインパクトもあり、キャッチコピーまでじっくり読んでいただいた方が多かったようです。広告をご覧いただいた方からも多数激励のお言葉をいただきました。本広告をきっかけとして、日本橋に足を運んでいただくお客さまが少しでも増えることを期待しております。
(広報部ブランド・マネジメントグループ)

読者の声

 あの現役の三井本館の建設当時の写真。数多くの職人たちがカメラを凝視していて一大事業だったのだと窺い知れる。この写真だけ見ていても身震いがしてきた。おそらく彼らはもうこの世にはいないが、彼らの造った建物はまだ現役だ。建て替えが当たり前の現代に一石を投じる広告だ。
39歳 会社員

 「温故知新」ではなく「温故地新」となっている三井不動産の広告になるほどと思う。セピア色の写真に写っている技術者や職人さんたちの表情から、この建築に携わる誇りを感じる。その三井本館は80年を経て、今も現役で活躍している。三井不動産の計画的な開発に期待がもてる広告だ。
63歳 主婦

 この一枚の写真から、震災復興のシンボルとして三井本館建設に携わった人たちの強い意気込みが感じ取れると同時に、当時の建築様式や服装等には昭和初期の文化が偲ばれる。時は移り過ぎても、三井不動産の街づくりへの情熱は不変であることが理解できた。
72歳 無職