特集 2005.9/vol.8-No.6

国連キャンペーンの一環として「ずっと地球と生きる」学校プロジェクト始まる
世界の「持続可能な開発」の実現のためには、教育が重要なカギを握ると言われています。この教育への取り組みと国際協力を積極的に進める国連のキャンペーンが、「国連・持続可能な開発のための教育の10年(UNDESD)」(注)で、今年はその初年度にあたります。その一環として、(社)日本ユネスコ協会連盟と読売新聞社は、『ずっと地球と生きる』学校プロジェクトをスタートさせました。
『ずっと地球と生きる』学校プロジェクトは、このキャンペーンを日本で推進するため、小学校の「総合的な学習の時間」に環境教育を行うものです。最大の特色は企業が講師を派遣し、自社の環境に対する取り組みを紹介する「出前授業」。日本企業の環境技術、環境への取り組みは世界から注目されており、それをナマの教材として使うと共に、企業と子供たちが直接ふれあえる場を提供します。
授業の回数や内容は実施校との相談の上決定されますが、企業から派遣された講師による授業のほか、日本ユネスコ協会連盟や読売新聞記者が行うESD授業、担任の先生指導による「ずっと地球と生きる」ために、自分たちでできることを調べる授業などと合わせて、1ユニットとして展開されます。また、読売新聞社のニュースサイトYOMIURI ONLINEでも、授業内容やESDの関連記事を伝える特設ページを設け、ここでも子どもたちが考えた取り組みを紹介していきます。
 
すでに授業も行われています。第1回は「紙を通じて循環型社会を考えよう」をテーマに、東京・目黒区の五本木小学校で行われ、再生紙の生産や海外での植林活動に取り組む日本製紙の社員らが講師を務めました。授業内容は読売新聞の8月12日朝刊に掲載されたほか、専用サイトでも詳しい授業内容が紹介されています。また、第2回の授業は東陶機器の「水を通じて考えよう」をテーマにした授業で、杉並区の杉並第一小学校で行われました。この学校プロジェクトには、東京海上日動、電気事業連合会の協賛が既に決まっています。

(注)「国連・持続可能な開発のための教育の10年(United Nations Decade of Education for Sustainable Development)」は、その頭文字をとって「UNDESD」、「持続可能な開発のための教育の十年」だけをとって「ESD(イー・エス・ディー)の10年」とも呼ばれている。

学校プロジェクトの概要
主催 日本ユネスコ協会連盟、読売新聞社
後援 外務省、環境省、日本ユネスコ国内委員会
特別協力 国際連合広報センター、持続可能な開発のための教育の10年推進会議(ESD-J)
実施期間 2005年6月〜2008年3月
実施校 日本ユネスコ協会連盟および各地区の教育委員会などを通じて設定

紙面 紙面 Webサイト
UNDESDスタート特集 プロジェクトスタート特集 専用Webサイト開設
●2005年3月10日朝刊 ●2005年8月12日朝刊 http://esd.yomiuri.co.jp/
今年3月6日に開催された日本のUNDESDのキックオフシンポジウムの内容を掲載。 第1回授業内容を協賛の日本製紙の「出前授業」を中心に紹介(目黒区立五本木小学校)。 YOMIURI ONLINE(YOL)上に、特設ページを設置。授業内容をはじめ、ESD関連ニュースを紹介。

授業プログラム構成・展開例
授業のSTEP 授業テーマ 展開内容・目的
導入 ESDを知ろう
(日本ユネスコ協会連盟関係者)
(読売新聞社からの講師)
●ESDに関する理解を深める。〜「世界」と世界の中の「日本」を知る。
●環境問題・保全について学ぶ。
ゲスト授業 企業が地球のためにしていることを学ぼう(企業からの講師) ●企業の環境対応の具体例、社会の取り組みを知る。
●企業からの派遣講師が、教材の企業のページを活用しながら取り組み内容を紹介する。
実践 僕たち私たちにできること(各学校の教師) ●学校、家庭での児童それぞれの取り組みを促す。
●教材を提供しワークショップ、身近なところにテーマを絞った実践、調べ学習を実践する。
発表・報告 地球のための取り組みを広げよう(各学校の教師) ●学校主導により、子どもたちによる発表、今後の活動についての報告会を実施。
●学校によっては、読売新聞や事務局で取材。学校の承諾が得られた際は講師を招待しての報告会も実施。
●詳細はWebなどで紹介

これまでに決定している協賛企業
  協賛企業 テーマ 学校 授業日
第1回授業 日本製紙株式会社 紙を通じて循環型社会を考えよう 目黒区立五本木小学校 6月21日、7月12日
第2回授業 東陶機器株式会社 水を通じて考えよう 杉並区立杉並第一小学校 7月11日、13日
第3回授業 東京海上日動火災保険株式会社 生命の循環(予定) 名古屋市立大生小学校(予定)  
第4回授業 電気事業連合会 エネルギーと地球温暖化(予定) 選定中  

「ずっと地球と生きる」学校プロジェクトのお問い合わせは、
読売新聞東京本社広告局企画開発部
TEL.03-3216-7795
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