特集 2004.6/vol.7-No.3
新聞広告に風穴を開けよう ―クリエイターからの提言―

 読売新聞社は、読売広告大賞が今年20周年を迎えたのを記念して、5月10日、東京・銀座ガスホールで、「新聞広告に風穴を開けよう―クリエイターからの提言―」を開催した。現在、広告制作の現場で活躍するトップクリエイター6人によるフォーラムで、過去の新聞広告の名作や、それぞれが新聞広告に取り組んできた経験の中から「新聞広告をより面白くする」ためのトークセッションが行われた後、「新聞広告に風穴を開ける」画期的な新聞広告を作るためのアイデアフラッシュも行われた。
 
 フォーラムは佐々木宏氏の進行で、まず、各クリエイターが自分のこれまでの作品を紹介しながら、新聞広告制作のポイントを語った。新聞は日付のメディア(前田)、送り手の論理で作られ過ぎていないか(佐藤)、ボディーコピーは読まれないというが、それはやり方次第(児島)、新聞広告のフォーマットを壊したいという気持ちが常にあった(副田)、新聞は大きく使うのが好き(野田)、新聞記事よりも面白いぞという新聞広告があってもいい(佐々木)。


1990年 としまえん


 また、「新聞広告、これが私のベスト1」では、6人中4人がとしまえんの『史上最低の遊園地』を選んだ。推薦した各氏の評は、「好きな新聞広告はほかにもあるが、ビックリしたのは初めて」(前田)、「4月1日という日付はあるし、ポスターでやっても面白くない。新聞にしかできない表現」(佐藤)、「新聞という公器でやったことに意味がある」(副田)、「今までの常識にはまっていた人たちの目を覚まさせてくれた広告」(佐々木)。
 フォーラムの最後は、「こういう新聞広告があったらいい」という、6人のクリエイターによるアイデアフラッシュ会議。実は、フォーラム終了後も、舞台裏で会議は続行された。ここで考えられたアイデアは、「新聞カバー広告」と名付けられ、4ページ、60段の新聞広告として5月31日付の読売新聞東京本社版夕刊に掲載された。

佐々木宏氏 児島令子氏 佐藤可士和氏
副田高行氏 野田 凪氏 前田知巳氏




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