特集 2002.7・8/vol.5-No.4・5

デジタル放送の現状を探る
デジタルメディアのキーワード
 
 10年前までは一般の人たちにとってデジタル放送も携帯電話も、インターネットも、そしてパソコンさえも無縁の存在だった。それが最近は、インターネット人口全体で5593万人、そのうちパソコンによるネット人口も4890万人になっている(総務省「通信利用動向調査」)。さらに、インターネットにはブロードバンド化の波が押し寄せている。ADSLの急速な普及で、ブロードバンド人口は400万人を超え、しかも月30万件の割合で増えており、1000万人になるのは時間の問題だろうと言われている。ブロードバンド放送や動画CMの配信も始まっている。
 一方のテレビも、デジタル化によって多チャンネル化が進み、データ放送、双方向型のテレビ番組やCMが登場。さらにハードディスクを内蔵したテレビやチューナーも登場した。一方で「テレビのパソコン化」が進み、他方では「パソコンのテレビ化」が進んでいる。
 「放送のデジタル化」と「通信のブロードバンド化」は、今後のメディア環境を激変させていく大きなキートレンドである。以下、デジタル放送の現状と今後の変化、そして広告のこれからについて、いくつかのキーワードに分けて整理した。監修はメディアアナリストの湯浅正敏氏。

【キーワード】
伝送路とサービス形態
放送と通信の融合
ep/イーピー
ワン・トゥ・ワン、双方向、オンデマンド


*FTTH(Fiber To The Home)は各家庭まで光ファイバーを引いて超高速のインターネットを提供するサービス。
NTTの「Bフレッツ」などがこれに当たる。




Masatoshi Yuasa

1952年東京生まれ。75年千葉大学人文学部卒、同年博報堂入社。ニューメディア、マルチメディアなどの新媒体開発業務に携わる。現在フリー。著書に「デジタル放送のことがわかる本」、「放送VS通信 どうなるメディア大再編」(共に日本実業出版社)がある。



広告メディアとしてのCS放送
井股 進氏→


視聴者から見たデジタル放送
西 正氏→
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