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[リレーコラム]新聞広告について

第21回 家族で紙面を指差しながら

平野啓一郎 作家

新聞も、昔は専ら居間で読んでいたが、最近では仕事部屋で目を通すことも多い。

この時は、読売新聞に『マチネの終わりに』の書評が掲載されていたので、有難く拝読。「本よみうり堂」欄下の本の広告にもやはり目が行く。仕事部屋は、年来あまりに殺風景だったので、このところ、緑化を進めている。机についた時の気分が、大分、違う。

Keiichiro Hirano

1975年愛知県蒲郡市生まれ。北九州市出身。京都大学法学部卒業。1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。2004年には、文化庁の「文化交流使」として1年間、パリに滞在。2008年からは、三島由紀夫文学賞選考委員、東川写真賞審査員を務める。美術、音楽にも造詣が深く、幅広いジャンルで批評を執筆。2014年、フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。著書は小説、『葬送』『滴り落ちる時計たちの波紋』『決壊』(芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)『ドーン』(ドゥマゴ文学賞受賞)『かたちだけの愛』『空白を満たしなさい』『透明な迷宮』、エッセイ・対談集に『私とは何か 「個人」から「分人」へ』『「生命力」の行方~変わりゆく世界と分人主義』等がある。最新長編小説『マチネの終わりに』刊行。

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