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海外企業は日本の消費市場をどう見ているか ── ブランドインタビュー(III)

購入層若返りでJeep販売好調

FCAジャパン株式会社

  • ◆ 日本では車に実用性プラスαが求められる
  • ◆ 広告で「ジープがあるライフスタイル」を伝える
  • ◆ 販売店も新聞広告の信頼性に期待

日本でのブームを背景に小型SUVも投入

若者を中心に車離れが言われていますが、幸い日本での販売は好調に推移しています。2016年度の販売台数は前年度の31.7%増となり、6年連続で過去最高を更新。今年上期も14.4%の伸びです。

背景には、日本で2014年ごろから始まったSUV(スポーツ用多目的車)のブームがあります。都市部の狭い道でも運転しやすい小型や中型が人気で、国内外の各メーカーがこのクラスの車を発表しています。ジープも小型SUVとして初となる「レネゲード」を2015年9月から日本市場に投入しています。

米国などでは一部の大都市を除いて、車が日常生活に欠かせないので、移動手段としての実用的な側面が注目されますが、都市部の購入者の多い日本では「プラスα」が求められます。運転の快適性や安全性はもちろん、洗練されたデザインやジープを所有することで得られる充足感など、数値化しにくい感覚的な魅力も重視されます。日本で販売する車は右ハンドルにしたり、車種によっては後部座席もリクライニングできるようにしたり、お客様からの要望にもきめこまやかに対応しています。

ジープの車はタフな印象が強いこともあって、以前の日本では1990年代の国産車の四駆ブームを体験した中高年の方や、コアな「アメ車」ファンに購入していただくケースが中心でした。それが近年は、30歳代を中心とした若年層の購入が目立つようになっています。オフロードをワイルドに走って満足するというより、週末に家族などと一緒に、都市部を走る「街乗り」を楽しんでいます。

セダンとは違う、カジュアルな雰囲気を車に求めているのです。平日はスーツをビシッと着て仕事をしている方たちに、週末や休暇に普段と違うアクティブな自分を演出するための手段として、ジープのSUVを選んでいただいているように感じています。購入していただいた方が大切にしているライフスタイルがまずあり、その一部分として車も存在しているという感覚です。そのため、広告・PR戦略も車種の特徴を必要以上に強調するのではなく、ジープという車があるライフスタイルが伝わるような内容を心がけています。

例えば、ジープを愛用する様子を撮影した写真を募集して、それらを紹介する大型のポスター広告を都市圏駅構内などに貼り出したり、セレクトショップとコラボレーションしてファッション寄りの冊子を作成して配布したりしています。

フジロックフェスティバルとタイアップ

7月の読売新聞朝刊に出稿した広告もそうした取り組みの一環です。弊社が2012年からサポートしている野外フェスのフジロックフェスティバル2017とタイアップしたものです。野外フェスを楽しんでいる感度の高い若年層にジープをアピールすることを目的にしています。その際のビジュアルもSUVの広告にありがちな「雄大な自然」ではなく、あえて野外フェスの照明がきらめいているにぎやかなものにしました。広告の紙面掲載に合わせ、ヨミウリオンラインにもトップ面マストヘッド広告を出し、ジープの公式ホームページへのアクセスを図りました。弊社がサポートしている自然保護プロジェクトとのタイアップ広告を掲載したこともあります。

2017年7月7日 朝刊 15段

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2012年からサポートしている野外音楽フェスとタイアップした新聞広告

野外フェスを楽しむ感度の高い若年層にジープをアピール

新聞広告掲載に合わせ、YOLトップ面マストヘッド広告を掲載(スマートフォンでもSPビルボード広告を掲載)

今後、販売店網の拡充など、お客様に安心していただけるよう、メンテナンスにも一層力を入れていきたいと思っています。一般紙という信頼性の高いメディアに広告を出すことで、お客様に安心して商品にアクセスしてもらえます。販売店からもマスにリーチできる新聞広告への期待は大きいのです。

ジープの歴史

米軍の要請で1941年に四輪駆動車を開発したSUVブランドのさきがけ。ウィリス・オーバーランド社がブランドを所有し、その後、ダイムラー・クライスラー社などを経て、2014年から、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ社)の傘下に。日本では、「レネゲード」「コンパス」「ラングラー」「チェロキー」「グランドチェロキー」の5モデルをラインアップしている。

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