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ふるさと納税を自治体が最大限活用するには ── 自治体担当者インタビュー( I )

広告は町の魅力を知ってもらうことから

  • ◆ 鹿追町独自の新聞広告費の捻出法
  • ◆ 映像にはない新聞広告の特徴とは
  • ◆ 御礼の気持ちの伝え方

北海道鹿追町

魅力を知り、気に入ることで初めて納税意欲につながる

新聞広告を見たことがきっかけの納税が、掲載から半年たっても続いています

北海道鹿追町総務課総務係
(ふるさと納税担当)

橋爪 奈都恵

昨年10月29日に、読売新聞の都民版と神奈川県版に、全面広告を出しました。

鹿追町は十勝平野に位置し、畜産と農業と観光が主たる産業で、人口約5500人の小さな町です。各事業者が個別に広告を出すだけの体力はありません。

ふるさと納税の配送料を事業者さまに一部ご負担いただくことにし、それを広告費に充て、ふるさと納税とともに町全体をPRすることにしました。

新聞広告を出すにあたり、当然、庁内で議論しました。その際に決め手になったのが、「映像だとその瞬間で消えてしまうが、新聞だとその形で残ることができる」という意見でした。

ふるさと納税してくださった方には、その動機を記入していただいていますが、掲載から約半年たった今でも「新聞広告を見た」とのご回答が絶えません。気になる広告として、取り置いてもらっているようです。

広告のデザインとしては、ビジュアル面を重視しました。この広大な土地が、様々なおいしい食材を育んでいることを知ってもらいたくて、風景の写真4枚を使いました。

唐突に「ふるさと納税をお願いします」と広告を出しても、なかなか応じてもらえないと思います。やはり、私たち鹿追町の魅力を知っていただき、気に入ってもらうことで、初めて納税してみようという気が起きると思います。

まずは町の魅力を知ってもらうことから、広告を始められてはいかがでしょうか。

2016年10月29日朝刊

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町の魅力、返礼品、特産品イベント、ありがとうツアーがバランスよく盛り込まれた広告

シティー・プロモーションからきっちり行える優秀デザインとして他自治体からも一目置かれた。

ありがとうツアーが開催されました

ありがとうツアーでは、スノーシューを履いての自然探索も行われた

鹿追町では、3月4、5日の2日間、ふるさと納税をしてくれた方を対象に「ありがとうツアー in 鹿追町」を実施した。2016年度の納税者を対象に、東京、大阪、香川など12都道府県29組52人が参加。

ふるさと納税の返礼品として出されている地元食材が楽しめる歓迎パーティーに加え、早朝の雪山自然観察、同町が力を入れているバイオマス関連事業の施設見学などで、御礼の気持ちを伝えるとともに町の魅力をアピールした。

小学4年生の長男と参加した医師(52)は、「ふるさと納税を続けるモチベーションにもなる」と話していた。

同様のツアーは、9月にも開催される。

case study

山形県新庄市

納税額を前年の約4倍にできた理由とは

2017年1月18日朝刊

山形県新庄市では、「一点集中」と「差別化」で、ふるさと納税額を飛躍的に増やすことに成功した。同県内では特産の果物や肉牛などの返礼品が多いが、同市では「地元に潤ってもらいたい」と、以前から「安くて」「うまい」と評判で、大手コンビニのおにぎりに使われている地元のお米に着目。返礼品の目玉として前面に打ち出した。

加えて、差別化を図る目的で、同市出身の人間国宝、奥山峰石(おくやまほうせき)さん作の純銀製ペアワイングラスを超高級返礼品として用意したところ、5件以上の申し込みがあった。おかげで2015年度の約1億7000万円から16年度は約7億円にまでに増やすことができた。

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