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若者を、振り向かせろ

巨人は若者をどう掴まえるのか

〜プロ野球は一体感を楽しむ場に〜

読売巨人軍 ファン事業部 課長 藤田浩雅 氏(写真右)
読売巨人軍 ファン事業部 原田隼人 氏(写真左)

巨人主催試合の観客動員が3年連続で300万人を超え、年間を通して満員に近くなってきている。その要因の一つに、ファンの観戦体験を盛り上げる様々な取り組みがある。読売新聞の事業局スポーツ事業部と巨人軍のファン事業部にそれぞれ話を聞いた。

── ズバリ、昔と今とでジャイアンツファンに変化はありますか。

藤田 新しいファンの形があることは確かです。それを実感したのは、私が2軍コーチをしていた7、8年前です。川崎のジャイアンツ球場には1月の新人合同自主トレから若い女性ファンが押しかけるようになっています。ジャイアンツ球場は選手を間近で見ることができるのですが、彼女たちにはお目当ての選手“推しメン”がいるんです。

ジャイアンツは常勝を義務付けられていることもあって、昔だったら大型補強で他球団の4番打者を獲得するというイメージもあると思いますが、坂本、菅野、小林のような、生え抜き選手が活躍するのが本来です。それはジャイアンツにとってもいいことだと思いますね。

原田 球団としても、選手にフィーチャーしたファン施策も行ってきました。人気の選手に焦点を当てたプレーヤーズ・デーを設定したり、女性が快適に観戦できる女性専用シート「Girls' Giants Seat(ガールズジャイアンツシート)」も設けました。

「ガールズジャイアンツシート」には選手と記念撮影できる特典も。

男女で違うファンのきっかけ

── 他球団と比べたジャイアンツファンの特徴はどのへんにあるのでしょうか。

藤田 ジャイアンツファンは昔から他球団に比べれば紳士的というか、礼儀正しい。「〇〇倒せ」ではなく「坂本頑張れ!」という応援をする傾向が見られます。正力松太郎氏の遺訓「巨人軍は常に紳士たれ」がファンにも生きているんでしょうか。また、東京ドームはその絶好の立地から他球場と比べて圧倒的にビジネス利用が多いことも特徴です。接待使いやアフターファイブで気軽に立ち寄って野球観戦をする。タオルを回したり、簡単な節回しの応援歌を歌ったりして容易に溶け込めるようです。

原田 男女で比べるとファンになるきっかけが違うことがわかっています。男性は子供時代の野球観戦の経験が大きく影響しますが、女性は父親でも友人でも恋人でも、誰かに連れてきてもらったことがきっかけでファンになる人が多い。つまり、女性は大人になってからもファンになりやすいが、男性は子供の頃の体験が大きいということです。

── 子供に対する施策が大事だということですか。

原田 女性の施策に取り組むことが、将来的に子供に対する施策につながると考えています。子供は親の影響を受けることが多いですし、小さな子供は一人で球場に足を運ぶことが出来ないことを考えると、家族で過ごす『行き先』を野球場にしてもらう必要があります。そのために、まず親世代に野球への関心を持ってもらうことが重要です。

若い女性やお母さんたちに野球観戦の楽しさを知ってもらい、体験することにより、男女問わず子供に対して野球を好きになってくれるきっかけが増えることを願っています。

ヴィーナスファンの女の子も

──ジャイアンツヴィーナスというのは?

原田 ジャイアンツの公式戦で応援ダンスパフォーマンスをする公式マスコットガールです。プロ野球でもチアリーディングを行うチームが増えていますが、ヴィーナスファンも多くいて、彼女たちに憧れてダンスを始めたという女子もいるようです。

藤田 東京ドームの22番ゲート前広場では試合前などにヴィーナスのステージが行われますが、お母さんに作ってもらったヴィーナスのユニフォームを着て、わざわざヴィーナスを見にくる子もいます。小学校でもダンスが必修科目になっていますが、地方では、ジャビットとヴィーナスが幼稚園や小学校に行ってダンスを教えるという活動も増やしています。

原田 今年4月からは「ジャイアンツ・ヴィーナス・ダンススクール」を始めています。幼稚園児の「キッズ」、小学生の「リトル」、中学生からの「育成クラス」と3クラス編成で、初年度は約130人が入学しています。今は週1で練習して、夏には東京ドームの巨人戦でダンスを披露する予定です。

── こちらもまさに生え抜きメンバーの育成ですね。

原田 そうですね(笑)。将来はヴィーナスのメンバーがこの中から出てくれたらと考えています。

東京ドーム22番ゲート前広場で踊るジャイアンツヴィーナス

ブランドを生かしたコラボレーション

── その他、普段野球を見ない層へのアプローチは何かしていますか。

原田 異業種他ジャンルとのコラボレーションコンテンツの展開でしょうか。例えば、今季のオープン戦ではアニメ「ダイヤのA」とのコラボレーションを実施。コラボレーショングッズの販売やアニメに登場する選手を演じる人気声優陣にグラウンドに登場してもらい、いつもとは全く違うファンの方が来場、プロ野球に触れてもらうきっかけになりました。また、カリモク家具や吉田カバンとコラボレーションしたグッズを限定販売し、大好評でした。

── 野球に触れるきっかけや、楽しみ方が広がっている気がしますね。

原田 応援の仕方も観客が一体となって楽しむ方向に変わってきているという印象があります。巨人戦では、ビジョンの映像や音楽など演出面にも相当力を入れています。巨人の選手の打順が回ってくると各選手のテーマ曲が流れますが、これが選手こだわりの選曲で、回によって曲を変える選手もいる。ファンもそれを分かっているので、音楽に合わせた合いの手や掛け声などで盛り上がっています。こうした演出や臨場感含めて、普段はテレビで観ている方や野球を生で観たことない方に是非東京ドームで生の野球を味わってもらいたいですね。

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