調査データから
ディズニーにならえ、中高年層の集客
【J-READより】


東京ディズニーランド(オリエンタルランド)が30周年を迎え、2013年4-6月期連結決算で、売上高、営業利益ともに、最高を記録しました。東京ディズニーリゾートは、2012年度入場者数・売上高は前年度より約215万人、約320億円増を記録しています。



表1 東京ディズニーリゾートの売上高・入場者数

(「オリエンタルランドグループ」より)
http://www.olc.co.jp/company/group/themepark.html
http://www.olc.co.jp/tdr/guest/


アベノミクス効果による景況感の改善などにより、レジャー業界も潤いを取り戻しつつあるのでしょうか。




表2 遊園地・テーマパーク業界の売上高・入場者数

(全国・経済産業省 特定サービス産業動態統計速報)
(MRS広告出稿統計・遊園地・全国)


遊園地・テーマパーク業界は、2012年度の入場者数・売上高を前年度と比較するとそれぞれ約520万人、約470億円増になっています。過去10年間で見ても売上高は最高を記録しています。 しかし、その活況は、新聞広告出稿段数には表れておらず、2012年度は、前年比66.2%で2011年度よりも少ない状況です。新聞広告は、遊園地・テーマパークの集客に必要ないのでしょうか。ディズニーリゾートの事例を通じて、遊園地・テーマパーク業界に新聞広告が貢献できることを見ていきましょう。
遊園地・テーマパーク業界の入場者数の約1/3を占める東京ディズニーリゾートを経営するオリエンタルランドは、2007年度から大人に楽しんでもらうための「ディズニーのおとな旅」を展開し、今年度も45歳以上限定のお得なパスポートを販売しています。また、祖父母を含む3世代での来園を促進するなど、中高年層への戦略を見せています。読売新聞に9月2日、45歳以上のパスポートをPRする全ページ広告(「おとな旅の知恵」広告特集)、9月4日に3世代への来園を促すための広告を出しています。実際、おとな旅の知恵企画によれば、東京ディズニーリゾートへの全来園者に占める40歳以上の割合は、2009年3月に17.9%であったのが、13年3月には、19.9%に増加しています。少子高齢化で世の中全体で高齢者層の占める割合が高まり、消費においてシニア商品の存在感が増していますが、遊園地という一見、シニア向けとは思われないものでも中・高年代が重要になってきているといえます。



表3 平成23年社会生活基本調査

【1次活動】
睡眠、身の回りの用事、食事

【2次活動】
通勤・通学、仕事(収入を伴う仕事)、学業(学生が学校の授業やそれに関連して行う学習活動)、家事、
介護・看護、育児、買い物

【3次活動】
移動(通勤・通学を除く)、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌、休養・くつろぎ、学習・自己啓発・訓練(学業以外)、
趣味・娯楽、スポーツ、ボランティア活動・社会参加活動、交際・付き合い、受診・療養、その他

(「平成23年社会生活基本調査」総務省)

総務省では、【20種類の行動を大きく3つの活動にまとめ、睡眠、食事など生理的に必要な活動を「1次活動」、仕事、家事など社会生活を営む上で義務的な性格の強い活動を「2次活動」、これら以外の各人が自由に使える時間における活動を「3次活動」】と定義しています。テーマパークや遊園地に消費する時間は「3次活動」に当たります。3次活動の数値を見ると、40代から上昇傾向にあり、40代以上で余暇に使う時間が増えています。
ディズニーの45歳以上へのお得なパスポートや、孫を持つような高年者層を取り込むための3世代の戦略などは、私たち生活者の経年傾向に合致した取り組みといえそうです。



表4 年代別構成比
(J-READ2012、全国)

人口の年代構成を反映しているJ-READの調査対象者全体の構成比と読売読者の年代構成はほぼ同じで、40代以上が約6割を占めます。
40代、50代、60代と親和性が高い新聞媒体の中でも、最も効率的にターゲットに届く読売新聞は広告媒体として、遊園地・テーマパーク業界のさらなる盛り上げに貢献できると考えています。


(豊田)

調査概要 2012年全国新聞総合調査(J-READ)

調査期間 2012年10月21日(日)~10月27日(土)
調査地域 全国47都道府県の全域
調査対象 満15~69歳の男女個人
サンプリング RDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)により調査対象者を抽出し、調査への協力を依頼
調査方法 調査の依頼に応諾した対象者へ日記式調査票と付帯調査票を郵送で配布し、郵送で回収。
有効回収数 全国計28,834
調査企画・設計/
レターヘッド・実査
株式会社ビデオリサーチ

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