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特集

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2012年8・9月号

70歳のマーケティング

70歳と言えば、消費活動も乏しく、最近のネット調査にもなじみにくいという理由から、これまでマーケティング調査では対象外とされることが多かった。しかし、周りに目を向ければ、消費意欲旺盛で元気な70歳が目につく。今や日本では20代よりも人口が多くなった70代に焦点を当てつつ、国内市場活性化のカギを握るシニア市場の可能性を改めて探ってみた。

今、なぜ日本の高齢者市場に注目するのか

日本総合研究所 調査部 主席研究員 藻谷浩介 氏

日本では今、数の多い戦争前後生まれ世代が加齢する中、15歳から64歳までの生産年齢人口が減少し、65歳以上の高齢者が激増している。2010年刊行の著書「デフレの正体」で「経済を動かしているのは、〈景気の波〉ではなく〈人口の波〉である」と指摘……

本物に出費を惜しまないこだわり世代へのアプローチ

 エディトリアル・ディレクター 石川次郎 氏

「POPEYE」や「BRUTUS」、「Tarzan」といった数々のライフスタイル雑誌の創刊に携わってきた石川次郎氏は、1941年生まれ。今も編集者として活躍している。今回の特集で注目する「70歳」という同年代にどうアプローチすべきか。編集者……

メディア接触調査から見えた70歳代の積極的な消費意欲

慶應義塾大学 商学部商学科 教授 清水 聰 氏

今回の特集のきっかけになったのが、日本新聞協会の「2011年全国メディア接触・評価調査」だ。2001年から隔年で行われているが、2011年に実施した調査では、調査対象の年齢上限をそれまでの69歳までから79歳までに広げた。その結果見えてきた……

“グランド・ジェネレーション”を旗印に商品や設備、接客まで変革を推進

イオン株式会社 グループシニア戦略チームリーダー 谷島英明 氏

“グランド・ジェネレーション”、略して「G.G(ジージー)」。これは、グループ会社を挙げてシニア層へのアプローチに力を入れるイオンが、50代以上のアクティブな顧客の呼称として新たに打ち出した言葉だ。これを旗印に、シニア向け商材の大規模な展示……

顧客参画型の「旅」企画でシニアの細かなニーズをつかむ

クラブツーリズム 総務部 課長 久保田智子 氏

クラブツーリズム 営業企画部 課長 吉田孝行 氏

クラブツーリズム 営業企画部 アシスタントマネージャー 田中 貴 氏

クラブツーリズムは、創業時より一貫してシニア層向け中心の旅行企画を販売。独自の様々な顧客参画型の取り組みを通してターゲットとの距離を縮め、その声をつぶさに企画に反映させることで、多くのリピーターを獲得している。近年の顧客層の変化や現在の課題……

シニア市場から世代を超えた新市場の創造へ

電通シニアプロジェクト  花島ゆかり 氏

シニア市場は今後も成長が期待されるだけに、広告会社も以前から積極的に調査研究を進めてきた。広告会社は70代をどうとらえているのか、また、シニア市場にどのようにアプローチしていくのか。電通シニアプロジェクトメンバーの花島ゆかり氏に聞いた。……

2012年8・9月号

カンヌライオンズ2012リポート

今年も、世界最高峰の国際広告賞“カンヌライオンズ”が、6月17日(日)~6月23日(土)、南仏カンヌにて開催された。2004年にフィルム部門日本代表審査員を務め、ここ10年で8回現地参加した“カンヌ・ウオッチャー”であり、『教えて!カンヌ国際広告祭』という著書も持つ筆者が、現地の様子とカンヌライオンズの意味合いを2回に分けて報告する。

〈寄稿〉今年のカンヌは、ますます熱い! 2012年カンヌライオンズ報告(前編)

多摩美術大学 教授/コミュニケーション・ラボ代表 佐藤達郎 氏

今年も、世界最高峰の国際広告賞“カンヌライオンズ”が、6月17日(日)~6月23日(土)、南仏カンヌにて開催された。2004年にフィルム部門日本代表審査員を務め、ここ10年で8回現地参加した“カンヌ・ウオッチャー”であり、『教えて!カンヌ国……

〈寄稿〉今年のカンヌは、ますます熱い! 2012年カンヌライオンズ報告(後編)

多摩美術大学 教授/コミュニケーション・ラボ代表 佐藤達郎 氏

今年も、世界最高峰の国際広告賞“カンヌライオンズ”が、6月17日(日)~6月23日(土)、南仏カンヌにて開催された。2004年にフィルム部門日本代表審査員を務め、ここ10年で8回現地参加した“カンヌ・ウオッチャー”であり、『教えて!カンヌ国……

2012年6・7月号

広告効果指標の今

新聞、雑誌、屋外広告など、いくつものメディアで共通の広告効果指標の整備が進みつつあるのをご存じだろうか。広告主から長年提示されていたこの課題に各メディアはどのように取り組んでいるのか。先行した新聞広告共通調査プラットフォーム「J-MONITOR」は運用開始2年目を迎えている。共通指標がもたらした変化と今後の課題をまとめた。

新聞広告共通調査プラットフォームJ-MONITORで何が変わったか

J-MONITOR連絡協議会 議長 産経新聞東京本社 営業局 開発二部部長 鵜澤裕子 氏

J-MONITOR連絡協議会 連絡会議担当幹事 朝日新聞東京本社 広告局 業務推進部次長 遠藤真也 氏

J-MONITOR連絡協議会 広報幹事 読売新聞東京本社 広告局 マーケティング戦略部次長 国友美江

「広告効果の客観的データがない」という広告主の声に、メディアの中で最初に取り組んだのが新聞だ。新聞広告共通調査プラットフォーム「J-MONITOR(ジェイ・モニター)」がスタートして1年。これまでの広告効果指標作りへの取り組みと今後の活動に……

デジタル時代の視聴率 WEB上の口コミとも連動

日本テレビ放送網株式会社 編成局 マーケティング部 マーケティング担当部長 佐藤政治 氏

日本テレビ放送網株式会社 編成局 メディアデザインセンター メディアマネジメント部 加藤友規 氏

テレビ業界独自の指標として、以前から使われている視聴率。だが、PCでの視聴やワンセグを使った屋外での視聴、タイムシフト(録画)視聴の拡大などにより、視聴機会自体は視聴率測定がカバーしている範囲よりも広がっているのが現状だ。デジタル放送での双……

雑誌のエンゲージメント力を示す広告効果測定の取り組み

講談社 メディア事業局 業務推進部 部長 長崎亘宏 氏

光文社 広告局 広告管理部 部長代理 海老原 進 氏

マガジンハウス 広告局 メディアプロモーション部 部長代理 矢代 卓 氏

日本雑誌協会および日本雑誌広告協会は昨年、合同で「雑誌広告価値検証プロジェクト」を立ち上げ、雑誌広告の効果測定実験調査を実施した。14社22誌を対象とし、主要広告会社も協力した本調査は、雑誌メディアの関係者が横断的に連携して行われた初の大々……

広告視認者数を推定し屋外広告の共通指標に

屋外広告調査フォーラム 幹事 電通 アウト・オブ・ホーム・メディア局 業務管理部 部長 木村有宏 氏

昨年5月、広告会社など14社から構成される屋外広告調査フォーラムにおいて「屋外広告指標調査研究プロジェクト」が立ち上げられた。本プロジェクトには同フォーラムの会員をはじめ、屋外広告の媒体社を含め約60社が参加し、業界全体で標準的に活用できる……

指標統一化に向けて動き始めた交通広告

ビデオリサーチ 調査業務局 局次長 兼 コミュニケーション調査部長 野原久男 氏

ビデオリサーチ 調査業務局 コミュニケーション調査部第一グループ課長 村上義明 氏

ビデオリサーチの屋外メディア総合調査「SOTO(ソト)」を中心に、交通広告の効果調査の現状と、指標統一に向けた動きを探った。……

プランニングに活用したい新聞のストックデータ

博報堂DYメディアパートナーズ 総合コミュニケーションデザインセンタープラニング部 シニアメディアプラニングディレクター 下吹越 義宏 氏

J-MONITORが広告会社の仕事に与えた影響と、今のプランニングの現状から見た今後の課題は何か。博報堂DYメディアパートナーズでコミュニケーションプランニングに携わる下吹越義宏氏に聞いた。広告会社にとってJ-MONITORはどのような意味……

新聞広告をデータから牽引するJ-MONITORへの期待

トヨタマーケティングジャパン プロデュース局コミュニケーションデザイン室 長嶋久子 氏

広告主はJ-MONITORをどのような点で評価しているのだろうか。広告主にとってより使いやすいシステムになるための改善点も含め、トヨタマーケティングジャパンの新聞担当、長嶋久子氏に聞く。……

独自項目の継続調査で新聞広告の評価軸を作る

パナソニック コーポレートコミュニケーション部門 アドメディアセンター 新聞・ラジオチーム チームリーダー 藤崎 敦 氏

J-MONITORの定型調査やカスタム調査で、出稿した新聞広告の効果測定や読者からのフリーアンサーが得られる。その仕組みを利用して、読者からのフリーアンサーを関連部署と共有することはもちろん、自社独自の評価項目を作り、新聞広告の評価軸作りに……

2012年4・5月号

キャラクター活用の今

自治体発の“ゆるキャラブーム”だけでなく、マス広告とソーシャルメディアを連動させる方法として、さらには、生活者とよりフラットなコミュニケーションをするためのツールとしてキャラクターを活用する企業が増えている。そこで今回の特集では、企業や自治体のキャラクター活用の現状と共に、キャラクターがコミュニケーションに果たす役割を深く掘り下げることで、キャラクター有効活用のヒントを探った。

コミュニケーターとしての企業キャラクター

アサツー ディ・ケイ 価値創造プランニング本部 キャラクターマーケティングチーム R&Dディレクター 野澤 智行 氏

キャラクターと言えば、従来は企業・商品・サービスに注目を集めるための「アイキャッチ」、難しい説明やメッセージをわかりやすく伝える「ナビゲーター」としての役割が主だった。それらに加え、企業の社会的活動への共感や参加を促す「ソーシャルコミュニケ……

キャラクター広告は「かわいい」だけで成立するのか

電通 コミュニケーション・デザイン・センター エグゼクティブ・クリエーティブディレクター/CMプランナー 澤本 嘉光 氏

企業キャラクターの成功事例としてソフトバンクの「白い犬のお父さん」を挙げるのに異論のある人はいないはずだが、テレビCMを制作している澤本嘉光氏は、「キャラクターを作るつもりでCMは作っていない」と言う。その発言を糸口に、今の広告にとってのキ……

親しみやすい「エネゴリくん」を介して生活者と共にある企業像を醸成

JX日鉱日石エネルギー 広報部 宣伝グループマネージャー 弓田 鋭彦 氏

JX日鉱日石エネルギーのキャラクター「エネゴリくん」は、旧・新日本石油のキャラクターとして誕生した2008年から足掛け5年の活動を経て、今や女性や子どもなど幅広い層に親しまれている。その人気は、プレゼントキャンペーンに10万通もの応募がある……

メディア戦略とストーリー性で経済効果を高める「くまモン」

熊本県 商工観光労働部 観光経済交流局 くまもとブランド推進課長 坂本 孝広 氏

「熊本県営業部長」として、各種メディアからリアルな場まで、縦横無尽に活躍している熊本県のPRキャラクター「くまモン」。くまモンの部下(肩書の上)にあたるという、熊本県くまもとブランド推進課長の坂本孝広氏は「『ゆるキャラから売るキャラへ』との……

「ファーファ」と共に商品群を拡大 情緒的な訴求でファンをつかむ

NSファーファ・ジャパン 執行役員 営業本部 営業企画部長 齊藤 和巳 氏

NSファーファ・ジャパン マーケティング本部 ブランドデザイン室 クリエイティブディレクター 岡澤 元 氏

ふわふわとした愛らしいルックスで人気を集めるクマのキャラクター「ファーファ」の商標は、2006年12月にユニリーバ・ジャパンからNSファーファ・ジャパンの前身である旧・ニッサン石鹸へと引き継がれた。それまでの柔軟剤のみの商品展開から、衣料用……

なぜ、キャラクターはコミュニケーションに有効なのか

同志社大学 社会学部メディア学科 教授 青木 貞茂 氏

キャラクターを単なるアイキャッチではなくブランドと強く結びつけるためには、それが広告の中で果たしている役割への深い理解が必要になる。記号論の立場から長年、広告を研究してきた同志社大学教授の青木貞茂氏は、本来は無機質な企業や製品を人間の話とし……