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特集

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2016年2・3月号

インフォグラフィーな社会で

インフォグラフィックスは「複雑な内容やイメージしづらい物事の仕組みなどを整理し、視覚的な表現で分かりやすく伝えるグラフィックデザイン」のこと。メディアのツールとしてのみならず、標識や地図、技術文書、教育やインフラデザインなど幅広いシーンで用いられている。とかく「わかりやすさ」が要求されるいま、このインフォグラフィックスを手がかりにして情報伝達のアプローチを探求する。

なぜ今、インフォグラフィックスなのか

 グラフィックデザイナー/チューブグラフィックス 代表取締役 木村博之 氏

「インフォグラフィックス」が本格的に注目されるようになったのは、2011年秋から経済産業省が推進した「ツタグラ(伝わるINFOGRAPHICS)」からだが、今やデザインだけでなく、ビジネスのプレゼンテーション・テクニックとしても注目されるよ……

データや情報を用いていかに人の心を揺り動かすか

PARTY クリエイティブディレクター 伊藤直樹 氏

伊藤直樹氏はこれまでナイキ、グーグル、ソニー、無印良品などのクリエイティブディレクションを手がけ、世界的にも評価の高いクリエイティブディレクターだ。11年にはクリエイティブラボのPARTYの設立に参画し、広告のみならずプロダクトや空間のディ……

「分類」と「見立て」で作るインフォグラフィックス

 著述家・編集者・分類王 石黒謙吾 氏

情報伝達やプレゼンテーションに役立つインフォグラフィックスとは対極にあるように見えて、多彩な著作に加え、プロデュース・編著も200冊を超える石黒謙吾氏の作るアート作品のようなインフォグラフィックスやその発想は、一般のビジネスマンにも深い示唆……

2015年12月・2016年1月号

 広告を「編集」する。

昨年あたりからデジタルメディアで「ネイティブアド」という言葉がしばしば聞かれるようになった。アメリカでは1兆円市場になっているらしい。長年広告に携わってきた人には、新聞の「企画広告」、雑誌の「編集タイアップ」とどう違うのか疑問も抱く。実は、企画広告も編集タイアップも日本発の広告形態なのだ。そこで、メディアが編集して作る広告の価値を改めて探ってみることにした。

媒体の世界観が試されるネイティブアド

博報堂ケトル 代表取締役社長 嶋 浩一郎 氏

ネイティブアドがネットの世界で注目されるようになった理由は何だろうか。今までネット上で媒体社がマネタイズに使ってきたPVによる換金に、様々なひずみが出てきた(PV至上主義によって起こされる読者の不利益やステマ問題)といった背景があるようだ。……

BRUTUSにしかできない方法で広告課題を解決する

マガジンハウス BRUTUS編集長 西田善太 氏

最近は専門部署も出版社によっては作られているが、雑誌の編集部が制作する広告のページが「編集タイアップ」だ。「BRUTUS」の編集長・西田善太氏によれば、編集タイアップは、30年以上前、平凡出版時代のマガジンハウスが始めたという説があるらしい……

顔の見える編集が求められるハイエンドマガジンのタイアップ

ハースト婦人画報社 ヴァンサンカン&リシェス編集部 編集長 十河ひろ美 氏

編集タイアップは「自社の商品をその雑誌(メディア)の世界観で紹介してもらうもの」だ。では、平均世帯年収2000万円以上の読者が多い究極のラグジュアリー雑誌「リシェス」の場合はどうだろうか。ハイエンドマガジンの編集タイアップの考え方と、その世……

ブランド醸成のためのネイティブアド

NewsPicks ブランドデザイン チーフプロデューサー 久川桃子 氏

「NewsPicks」 というソーシャル経済ニュースアプリがある。経済ニュースに対する著名人のコメントが読めるというのが大きな特徴だ。その「NewsPicks」 が社内にブランドデザイン専門チームを立ち上げ、今後はブランド醸成のためのネイテ……

2015年10・11月号

イラストをめぐる冒険

イラストレーション(イラスト)。広告や書籍・雑誌の説明や装飾のための挿絵・図解のこと。1980年代以降、文章の補足の域を超え、イラストレーション自体が表現の主体となる時もあった。メディア環境がすっかり様変わりした今、制作する立場と活用する立場から、それぞれイラストについて聞いた。

制限の中で拡張するイラストレーション

 イラストレーター Noritake 氏

シンプルなモノクロドローイングで描かれるNoritakeさんのイラストは、独特な空気感とユーモアを感じさせる。雑誌や書籍の表紙だけでなく、広告やファッション、個展や企画展の開催、文具やTシャツなどプロダクト製作も積極的に行っている。様々な場……

イラストレーターを守りイラストを生かすプラットフォーム

 日本イラストレーター協会 会長 蟹江隆広 氏

4万人ともいわれる日本のイラストレーターだが、その大半が組織には所属せずフリーで活動している。ゆるキャラに象徴されるキャラクタービジネスや個人によるものづくりの裾野が広がっていることで、イラスト需要は高まりつつあるといえる。日本のイラストレ……

イラストレーションは広告の中でどう機能しているか

 電通 第1CRプランニング局 クリエーティブ・ディレクター 畑野憲一 氏

アフラックの広告を担当する電通の畑野憲一氏は、クリエーティブ・ディレクターであると同時に、「まねきねこダック」や「はじめてダック」を自ら描くイラストレーターも兼ねている。絵本の制作や絵本作りを子どもたちに教える多彩な活動を行う畑野氏に、広告……

2015年8・9月号

ファンとコミュニケーションする

ファンとは何だろうか。マーケティングの世界ではこれまで、「ファンが多い商品は価格競争に巻き込まれない」という文脈で語られることが多かった。ところが最近は、ファンがより積極的に捉えられ、マーケティングコミュニケーションのカギを握るようになっている。その背景と事例を追った。

伝わらない時代の「伝わる」プランニング

 コミュニケーション・ディレクター 佐藤尚之 氏

最新作「明日のプランニング」で、“さとなお”こと佐藤尚之氏は、最近はネットを積極的に使っている人と、情報に対して受け身でマス広告が有効な人たちに二極化していて、しかも、ネットを積極的に使っている人ほど自分に興味のない情報を届けるのは不可能に……

攻めの企画を期待するガリガリ君ファン

赤城乳業株式会社 営業本部 営業統括部マーケティング室 次長 ガリガリ君プロダクション プロデューサー 萩原史雄 氏

口コミマーケティングの成功事例として、必ずと言っていいほど取り上げられるのが赤城乳業の「ガリガリ君」だ。1本60円の超日常的な商品であるガリガリ君は、幅広い年代に愛されているだけでなく、エッジの効いたキャラクターの活用と徹底した口コミ戦略で……

商品開発だけではないIDEA PARKの役割

良品計画 くらしの良品研究所 課長 永澤芽ぶき 氏

以前からネットを活用し、顧客の声を積極的に商品開発に取り込んできたのが「無印良品」だ。2014年には「くらしの良品研究所」の中に、顧客から寄せられた新商品や改良の意見をすべて公開する「IDEA PARK」を開設し、よりオープンなかたちで顧客……

将棋の楽しみ方は多様 多くの側面を知ってもらう

公益社団法人日本将棋連盟 普及免状部 部長 大野木紀良 氏

下は就学前の幼児から上は白寿を過ぎた老人まで、将棋は老若男女が楽しめる盤上遊戯(ボードゲーム)の一つだ。最近では、将棋を実際に指せなくても、ルールがわからなくても、「将棋を楽しむ」ファンが出てきたという。ここでは将棋の現在と新しいファンの形……