AD FILES 2007.3/vol.9-No.12

前日夕刊で期待感を高め“人生を変える”ニュースを発表
日本ロレアル ラグジュアリプロダクツ事業本部 ランコム事業部 事業部長 ヴァンサン・ニダ氏
 1月19日、ランコムは新しいエイジングケア化粧品「アプソリュβx」を発売した。前日の読売新聞夕刊1面には、「明日、あなたの人生が変わる」という刺激的な予告広告を掲載して読者の期待感を高め、発売当日の朝刊全ページ広告で新発売を大々的に発表した。
 日本ロレアル ラグジュアリ プロダクツ事業本部 ランコム事業部 事業部長のヴァンサン・ニダ氏は、「アプソリュβxは、ランコムの研究所が7年かけて開発した美肌成分〈プロキシレン〉を配合した、まさに人生を変えるほどの自信作です。このホットなニュースをできるだけ多くの人に伝えたいと思いました」と語る。
 全ページ広告では、金色のバラが再生していくイメージを一枚絵で見事に表現したが、繊細でエレガントなビジュアルを可能にした背景には、新聞印刷技術の向上があるという。
 「私がフランスから来日した5年前に比べて、新聞の紙質はずいぶん上がったと思います。金色を出すのは難しいと思っていましたが、カラーもキレイになりましたね」

トラフィックドライバーとしての新聞広告

 全ページ広告の右下には“サンプルセット引換券”を刷り込んだ。売り場に誘引するための「トラフィックドライバー」として新聞広告を機能させるための施策だが、当日のショップには、引換券を手にした大勢の女性が並んだという。  
 「それだけ多くの人の関心が集まったということでしょう。ランコムでは肌に合った製品を使ってもらうために、店頭でのカウンセリングに力を入れています。きちんと説明を受けた上でサンプルを試してもらえれば、美肌効果を実感できるはず。きっと手放せなくなりますよ」と、穏やかな笑みを浮かべて自信のほどを語るニダ氏。
 ラグジュアリーブランドであるランコムは、通常ターゲットへのリーチが高い女性誌を中心とした広告活動を展開している。
 「今回のように大きなニュースを広く伝えたい時もありますが、イメージしか伝えられないテレビCMと違って、新聞広告は読みたい人がじっくり読んでくれるのがいいですね。今後は、新聞広告を見てさらに詳しく知りたいという読者の声に応えるためにも、インターネットや携帯電話を組み合わせたインタラクティブな手法を検討していくつもりです」

1月19日 朝刊 10月19日 朝刊

(横尾)
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