adv.yomiuriトップページへ

MENU

  • ojoトップ
  • adv.yomiuriトップページへ

ojoトップ  > 特集  > 新聞広告中心の地道なコミュニケーションが実ってきた ―「麹だけでつくったあまさけ」の広告展開―

特集売れている商品はどう新聞広告を使っているか ―健康志向の食品 3つの事例―

(Mon Feb 06 10:02:00 JST 2017/No.849 特集)

新聞広告中心の地道なコミュニケーションが実ってきた ―「麹だけでつくったあまさけ」の広告展開―

株式会社八海山   営業部 企画・広報チーム 広報担当   浜崎こずえ 氏

浜崎こずえ 氏

酒造メーカーがつくった甘酒が売れている。「麹だけでつくったあまさけ」の発売は2009年。広告を始めたのは2013年秋からで、一貫して新聞広告を中心に展開している。結果としてそれが口コミを生み、雑誌など他のメディアにも取り上げられる要因にもなった。これまでの取り組みを八海山広報担当の浜崎こずえ氏に聞く。

日本全国の世帯に届く新聞が適していた

── 「麹だけでつくったあまさけ」が売れていますが、どのようなコミュニケーション戦略を取られているのでしょうか。

  「麹だけでつくったあまさけ」の発売は2009年、広告は2013年から新聞広告を中心に展開しています。一部雑誌も使っていて、広告展開としてはそれがすべてです。この地道なコミュニケーション活動が昨年あたりから実ってきたと思っています。

── なぜ新聞広告だったのでしょうか。

  「麹だけでつくったあまさけ」は、825g/800円(税別)、118g/190円(税別)と甘酒としては決して安くはありません。酒づくりで培った蔵人の高い技術力を生かし、麹と水だけで実直につくっている高品質の甘酒です。その良さを伝えるには、日本全国の世帯に届く新聞が最も適したメディアだと考えたからです。
  八海醸造(注)は新潟県魚沼の地酒地方メーカーとして日本酒をつくってきた会社で、広告はほとんど行ってきませんでした。甘酒は八海醸造にとって新たな経営の柱をつくるチャレンジです。日本酒の八海醸造が甘酒をつくり始めたことを社会に広く知ってもらうために、新聞広告を始めたということもあります。実際、新聞広告の読者の反響を見ると(下記J-MONITORのモニターの声参照)、「八海山のつくる甘酒」であることが、商品に対する興味や信頼に繋がっていることがわかります。

(注)八海醸造株式会社は清酒「八海山」をつくる酒造メーカー。販売・広告活動などを担当する株式会社八海山とは別組織になっている。

2016年2月27日 朝刊

2016年8月4日 朝刊

増産で2014年から扱い店舗が増加

── 甘酒は新たな事業展開の一つということをもう少し教えていただけますか。

  八海醸造の創業は1922年(大正11年)で、清酒を柱に発酵食品企業として「米・麹・発酵」をコンセプトに事業展開を進めています。八海醸造のある南魚沼市は冬には3メートルの雪が積もる豪雪地帯です。長い冬を乗り切るための保存食文化が根付いています。その保存食をつくる上で重要な位置を占めているのが麹を使った発酵食品です。魚沼にある酒蔵として、その保存食文化を大切に伝承していきたいと考えています。
  その一つが「麹だけでつくったあまさけ」です。他にも、魚沼の食と文化を全国に紹介する「千年こうじや」というブランドを立ち上げ、ネットショップに加え、地元魚沼や東京、神奈川などに5つの実店舗を経営していますし、発酵ワークショップなども開催しています。また、八海山の麓にはレギュラー酒を製造する八海醸造第二浩和蔵を中心として、そば屋やカフェ、売店を備えた「八海山雪室」などが点在する「魚沼の里」も運営しています。弊社の代表(南雲二郎代表取締役)は、「我が社は魚沼株式会社だ」とよく言いますね。

南魚沼市にある「魚沼の里」

千年こうじや神楽坂店の店内

── 「麹だけでつくったあまさけ」は「千年こうじや」でも購入できるのですか。

  Webサイトでも購入できます。実は、「麹だけでつくったあまさけ」は、売っているところがまだ多くはありません。新聞広告を出して一番多いのも、「どこで買えるんですか」という問い合わせです。

── 新聞広告には「商品のご購入は」として、電話番号とメールアドレスが掲載されていますね。

  ホームページにも「麹だけでつくったあまさけが買える店」というページはつくってありますが、電話での一件一件の問い合わせにはお近くの店舗を紹介させていただいています。
  大きなスーパーやコンビニで売っている商品ならその必要もありませんが、そうなるためには生産体制の整備が必要なんですね。2009年に発売を始めた当初は、酒蔵の一角で製造していたのですが、2014年11月に甘酒専用の製造所をつくってから成城石井、東急ストアといったところでも扱っていただけるようになりました。2017年7月にはまた製造所を新設し、製造量も倍ぐらいになる予定です。扱っていただける店舗をまた増やせると思います。

今年7月には2つ目の専用工場が新設される

News & Report

〈No.849 リーディングトレンド〉

月末の金曜日に退社時間を早める「プレミアムフライデー」が、いよいよスタートする。午後3時に退社し、余暇を楽しんでもらおうという取り組みは、クールビズのように新たなビジネススタイル、ライフスタイルとして定着し、ビジネスチャンスとなることを目指している。

〈No.849 ojo interview〉

砥川 直大さん(アサツー ディ・ケイ クリエイティブディレクター)

〈No.849 読み解き読者調査〉

新製品からロングセラーまで商品が多彩な食品ですが、生活者はその銘柄をどのように選んでいるのでしょうか。銘柄の選定状況や理由、食品ジャンル別の購入パターンを調べました。

インタビュー

第一三共ヘルスケア
小さな広告シリーズ500回記念で全面広告を掲載 4コマ漫画下の小枠広告の継続の力を実感