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インタビュー企業インタビュー

(Fri Jun 05 10:02:00 JST 2015/2015年6・7月号 今日の新聞見た?)

賞状スタイルの新聞広告「関大は卒業できません。」と周年スローガン「関大には、人がいる。」
関西大学   総合企画室長   松並 久典 氏

松並 久典 氏

関西大学は2015年3月20日の卒業式当日、「関大は卒業できません。」というメッセージを新聞広告で発信して注目を集めた。2016年11月の創立130周年に向けて、「関大ブランド」の確立を目指している。関西大学総合企画室長の松並久典氏に新聞広告掲載の狙いや広報・ブランディング戦略を聞いた。

2015年3月20日 朝刊

──今回、新聞広告で「関大は卒業できません。」のメッセージを掲載した狙いを教えてください。

  メッセージには「卒業してもいつまでも関大の一員。関大の『人』は卒業できません」との思いを込めています。卒業式で学長が送辞としても述べましたが、卒業式当日にあえて、「卒業おめでとう」ではなく、「卒業できません」というメッセージを新聞広告で発信しました。学生には卒業しても関大の一員であることを自覚して社会で活躍してほしい、広告を見ていただいた方々・社会の皆様には「関大生をよろしくお願いします」と、同じ紙面でそれぞれに伝えたいと考えたのです。

──広告の反応をどう見ますか。

  学生は卒業式の会場で配った当日の新聞広告を卒業証書にはさむなどして持ち帰り、学内に展示した新聞広告を出力した大きなポスターと一緒に記念撮影をする姿が多く見られました。学生や卒業生から大きな反響があったほか、学生や教職員ら大学の関係者以外の方からも、「面白い」という声が寄せられ、我々の意図がうまく伝わったと手ごたえを感じています。デザインは賞状をあしらい、極力シンプルにしたことで文章を最後まで読んでいただけたと思います。

──創立130年に向けたスローガンとして「関大には、人がいる。」を掲げています。

創立130周年のシンボルマークは、関西大学の象徴である「葦の葉」を右肩上がりにすることで、「未来」へ向け発展、変革する力強さを表現している。

  2016年の創立130周年を目標に、関大ブランド確立のためのプロジェクトを20104年ごろから進めています。まず学生、教職員らが抱く本学のイメージを探ろうと、WEBでアンケート調査を行いました。学内の試験期間と重なったものの、教員、学生約1000人がアンケートに協力してくれました。アンケートの結果、「明るくて活発な印象」「個性的な人が多い」など、関大の“人”に関わるイメージを持っている人が多いことが分かり、学生、卒業生の人となりがそのまま大学のイメージを作っているなと考えました。そのため、人にスポットライトを当てて学内外に発信することから本学のブランディングを始めようと、スローガンを「関大には、人がいる。」にしました。
  ホームページ上では学生、教職員、卒業生を紹介するなど、スローガンが目に見える形に設計して、動き出しています。

「関大には、人がいる。」を周年スローガンに、ホームページ上では学生や教職員、卒業生を紹介 http://hito.kansai-u.ac.jp/interview

──今後、広報、ブランディング戦略をどう展開しますか。

  関西地区の高校生を対象にしたある調査では、本学の志願度は7年連続で1位を保持し、本学の学生の約8割を関西地区の出身者が占めています。関西地区では「関関同立」と呼ばれ、アドバンテージがあると言われますが、今後は関西地区に限らず、全国でいかに知名度を高めていくかが課題です。
  本学の卒業生は40万人以上に上り、校友会という組織を作っており、全国各地をはじめ海外にも支部があります。今年7月には、九州地区の校友会が中心となって福岡市でイベントを開きます。1000人規模の参加を見込んでおり、今後、九州を足がかりに全国で同様のイベントを開催するなど、校友会のネットワークも積極的に活用して校友との絆を深めていきます。関西地区以外の出身者が故郷に戻ってまた新たな学生を呼び込んでくれるような循環も作りたいです。
  130周年を記念して、イノベーション創生センターの設立や梅田に社会人向けの新キャンパスを開設するなど、さまざまな事業を予定しています。130周年事業と本学のブランディングの相乗効果を狙っていきたいと考えています。

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