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コラム広告日和

(Thu Feb 09 12:00:00 JST 2017/広告日和)

「幻の」最終回
澤本嘉光 電通 クリエーティブボード エグゼクティブ・クリエーティブディレクター/CMプランナー

  長い期間の連載、ご精読ありがとうございました。と言っても全部読んだ方はいないと思いますが。
  すごく正直に書くと、連載最後になるべき2・3月号の原稿、書けなかったんです。俗にいう「飛ばしてしまった」というやつです。
  理由は、手元に残っているその時の書き出しを読んでいただくと少しお解りになるかなと思います。出すのやめておこうと思いましたが、多少修正施して以下につけてみます。
  <結構長く続けたこの連載も今回で最後になりました。まずはこんなに続けられたことに感謝します。ありがとうございました。自分で書くのもナンですが、これも何かを象徴している気がします。もともとこの連載は「新聞広告、や、新聞について思っていることを書いてください」ということで始まったものなのですが、書き始めて数回でそれがかなりネタ的にきつくなり、広告全般について書いていい、と変わって今日に至っています。それでも何かしら新聞に絡めて書こうと努力したつもりなのですが、結果まるで違ったことを書くということになりがちでした。最終回、久々にお題が与えられて、初心に戻って「新聞広告の未来」ということなのですが、>
  ここで止まってしまって。「ない」ということではないのですが、自分なりに正しいと思うことをきちんといくばくかの自信とともに書く、ということができなくて。ものすごく持ち上げた文を書くのも本意ではないし。いくつか思うことはあってもさほどの自信があるわけでもなく、そうするとごく当たり障りのないことを会社員として書いてしまいそうでした。すみません。なんとなく思ったのは、読む、という対象より、拡散するための材料としてある種の役目は負いそうだなということで、新聞の広告を写真に撮ってSNSで拡散するという例はやはり多くて、それは街でいいポスター見かけた、写真撮ってツイッターに載せよう、に近いレベルだなと思っています。そうすると、読者年齢層に合わせた、健康関連や旅行やらの熟読をしてもらいたいような広告と、本当に見た目が大事な大量配布ポスター的な役割と二分化するんだろうなと。今書けるならその時書いてればいいんですが、なんかもっと極端なこと書いて怒られそうだと思ってやめちゃったんです。書いてみたら書けましたね、申し訳ないです。
  なんにしろ、辛抱強く僕に書かせていただいた読売新聞の方々に感謝しています。そして本当に時間を割いて読んでくれた方に。
  また別のところで書こうかと思いますが、新聞に特化するのはやめておこうかと思います、すみません!

〔筆者プロフィル〕

1966年、長崎市生まれ。1990年、東京大学文学部国文科卒業、電通に入社。ソフトバンクモバイル「ホワイト家族」、東京ガス「ガス・パッ・チョ!」、中央酪農会議「牛乳に相談だ」、家庭教師のトライ「ハイジ」、トヨタ自動車「ドラえもん」、読売新聞など、次々と話題のテレビCMを制作している。著書に小説「おとうさんは同級生」、小説「犬と私の10の約束」(ペンネーム=サイトウアカリ)。前者は読売新聞会員制サービスyorimoの連載を単行本化。後者の映画脚本も執筆。2014年1月に公開された映画「ジャッジ!」の脚本も担当。クリエイター・オブ・ザ・イヤー(2000年、06年、08年)、カンヌ国際広告祭賞、ADFEST(アジア太平洋広告祭)グランプリ、クリオ賞、TCC賞グランプリ、ACCグランプリなど、受賞多数。数多くの海外の広告賞の審査員も歴任。

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